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新橋〜日比谷建築散歩 [東京風景]

次の打ち合わせまで時間があったので、新橋から丸の内まで歩きました。まずは建物金具の堀商店(1932年)。スクラッチタイル+角アールが目を引きます。

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内幸町まで歩くと大阪ビル1号館(1927年/渡辺節)の跡地に立つ日比谷ダイビル(「ダイビル」は「大阪ビル」の略か)に出くわします。大阪ビル1号館時代に軒回りを飾っていたテラコッタの動物面や鬼面(128面あったらしい)の一部が歩道に顔を出していて、好きな空間のひとつ。昔は見上げなければ見られなかったものが近くで見られるのを喜ぶべきか……。

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素通りしようと思ったのですが、日比谷公会堂・市政会館(1929年/佐藤功一)に引かれて寄ってしまいました。スクラッチタイルとゴシック的な外観の組み合わせはインパクト大ですから。

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ちょうど昼時で、近隣にお勤めの方々が思い思いにランチをとっていました。この広場にくると、『四つの恋の物語』(1966年)で次女の十朱幸子に藤竜也が詫びを入れる場面(あらすじ書かないと何のことだか分からないですよね)を思い出します。この映画、三女の吉永小百合を見初めた関口宏が2代目シボレー・コルベットで船橋サーキットを走る場面も必見。

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昭和なムードたっぷりの売店がいいですねぇ。

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幾何学な門柱の数々も見応えがあります。日比谷濠側の門柱には「明治三十五年」の文字が彫ってありました。

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その近くにあるのが、旧・日比谷公園事務所(1910年)。現在は結婚式会場などに貸し出されています。ドイツのバンガロー風で、なかなか素敵な風情。出窓の感じがいいなぁ。

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日比谷見附跡を眺めつつ、有楽門から外へ。ザ・ペニンシュラ東京がチラッと見えます。

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