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マツダSKYACTIV-Xのカットモデル [クルマ]

前回は歴代ディーゼルエンジンのピストンをお見せしましたが、今回はSKYACTIV-X(火花点火制御圧縮着火ガソリンエンジン)のカットモデルです。

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ピストンからシリンダーヘッド側を見上げてみると、圧縮着火のきっかけを作る点火プラグや、ガソリンエンジンとしては極めて高い噴射圧のインジェクター(マレリ製)、圧縮着火の制御に関して重要な役割を果たす筒内圧センサーが見えます。

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エンジンルームのカバーを開けるとこんなふうに見えます。

矢印の先に、マツダが「エアサプライシステム」と呼んでいるルーツブロワ式スーパーチャージャーが隠れています。

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エンジンを前から見ると、エアサプライシステムがはっきり見えます(カットされていますが)。

アイドルストップからの再始動はベルト駆動のISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)で行いますが、一発目の始動にはスターターモーターを使います。

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エアサプライシステムに寄るとこんなふう。

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カットされた状態を見ると、ローターハウジングとインタークーラーが一緒にカバーされているのがわかります。

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エンジンを後ろから見てみましょう。

排ガス中の粒子状物質を吸着〜燃焼して除去するGPF(ガソリン・パティキュレート・フィルター)を搭載しています。

これは規制対応というより、EGR経路へのデポジット堆積を防止するのが狙い。

ディーゼルのDPFは一定間隔ごとに再生(煤を燃焼させる→燃費は悪化)が必要ですが、SKYACTIV-Xがガソリンエンジンなので燃焼温度が高いことなどから、減速時の燃料噴射停止中に自己再生するため、再生モードを採用する必要はなく、燃費への影響はありません(実感済み)。

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ついでといってはなんですが、側面も見ておきましょう。

こちらは左側(トランスミッション側)。写真左側が前方。

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つづいて右側。

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