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GT3と並行して開発したフォード・マスタングGTD(公道走行可) [クルマ]

フォード・マスタングGT3のことを調べていたところ、8月に「マスタングGTD」なるクルマが発表されていたことを知りました。

Ford Mustang GTD 1.jpg

マスタングGT3の技術を投入した限定車で、公道走行が可能。

2024年の終わりから2025年の初めにかけて発売される予定。

車両価格は30万ドル以上が見込まれています(内容を考えればお買い得?)。

フォードは国内市場から撤退しているので、日本での正規販売は期待できそうにありません。

Ford Mustang GTD 3.jpg

しかし、中身がすごい。

Ford_Mustang_GTD_chassis.jpg

エンジンは5.2L・Vスーパーチャージャー付き。ドライサンプ。

800馬力の最高出力を目指して開発が進んでいます。

Ford_Mustang_GTD_Engine81.jpg

8速DCTはトランスアクスル方式で搭載。

リヤウインドウ下にトランスアクスルオイルクーラーをマウント。

Ford_Mustang_GTD_gearbox_cooler_glass.jpg

ボディパネル類はCFRP製。

Ford_Mustang_GTD_Gold_CF94.jpg

サスペンションは前後ともにマルチリンク式。

開発・製造はGT3と同様にマルチマチック(LMDhのポルシェ963のシャシー製造業者でもあります)とコラボ。

なので、スプールバルブを採用したダンパーはマルチマチック製。

トラックモードを選択するとライドハイトは40mm下がる仕組み。

Ford_Mustang_GTD_suspension1.jpg

リヤのダンパー&コイルスプリングはインボード配置です。

Ford_Mustang_GTD_suspension2.jpg

こちら(↓)は油圧システム。

Ford_Mustang_GTD_hydraulic_system.jpg

リヤウイングはフラップが開閉します。

つまり、DRS(ドラッグ削減システム)を搭載。

フォードは「アクティブリヤウイング」と表現しています。

Ford_Mustang_GTD_Rear_wing_low1.jpg

フロントスプリッターに可動フラップを備えており、アクティブリヤウイングと連動して作動。

フラップを立てた状態がハイダウンフォース状態(リヤウイングのフラップ閉)。

MustangGTD_Flops_HDF.jpg

フラップが寝た状態はローダウンフォース状態(リヤウイングのフラップ開)だそう。

MustangGTD_Flops_LDF.jpg

ニュルブルクリンク北コース7分切りがターゲット。

夢のあるクルマですね。

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