【IMSA GTP】アキュラARX-06のギヤボックス(LMDh共通) [モータースポーツ]
2023年IMSAの開幕戦、デイトナ24時間はメイヤー・シャンク・レーシング(MSR)60号車(アキュラARX-06)が総合優勝を果たしました。
2年連続でデイトナ24時間を制したことになります。
2位はウェイン・テーラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティ・オートスポーツのアキュラARX-06 10号車で、アキュラのワン・ツー。
アキュラは2年連続でワン・ツー・フィニッシュを果たしました。
ARX-06の60号車はギヤボックスの温度上昇の問題を抱えながらの走行だったことが伝えられています。
GTPクラスを走るLMDh車両のギヤボックスは全車共通で、Xトラック製。
P1359の名称を持つ横置き7速です。
メインシャフト前端(ベルハウジング側)にボッシュ製のモーター/ジェネレーターユニット(MGU。これも共通)を搭載しているのが特徴。
セミドライサンプのオイル潤滑システムを備えているそう。
ケーシングはマグネシウム合金製で、重量は78kg。
Xtrac P1359 Transverse LMDh Gearbox
P1359のベースとなっているのは、かつてLMP1やLMP2、GTPの前身であるDPiで用いられたP1159です。
P1159は2014年のWEC LMP1規定に合わせて開発されたギヤボックスで、LMP1向けは7速、LMP2とDPi向けは6速です。
P1159は、元をたどると1999年ル・マン24時間ウィナーのBMW V12 LMRや、2003年のベントレー・スピード8が搭載したギヤボックス(6速)に行き着くのだそう。
Xtrac P1159 Transverse LMP Gearbox
つまり、ハードウェアの信頼性は折り紙付きというわけです。
今回のMSRの場合、ギヤボックスの冷却系に何らかの不具合が発生して温度が上昇し、対処に追われたということでしょうか。
アキュラARX-06が搭載するエンジン(2.4L・V6ツインターボ)については、例によってThe RACER Channelが素晴らしい動画を公開しています(ギヤボックスも映っています。ベルハウジングはオレカ製)。
https://www.facebook.com/serakota/
2年連続でデイトナ24時間を制したことになります。
2位はウェイン・テーラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティ・オートスポーツのアキュラARX-06 10号車で、アキュラのワン・ツー。
アキュラは2年連続でワン・ツー・フィニッシュを果たしました。
ARX-06の60号車はギヤボックスの温度上昇の問題を抱えながらの走行だったことが伝えられています。
GTPクラスを走るLMDh車両のギヤボックスは全車共通で、Xトラック製。
P1359の名称を持つ横置き7速です。
メインシャフト前端(ベルハウジング側)にボッシュ製のモーター/ジェネレーターユニット(MGU。これも共通)を搭載しているのが特徴。
セミドライサンプのオイル潤滑システムを備えているそう。
ケーシングはマグネシウム合金製で、重量は78kg。
Xtrac P1359 Transverse LMDh Gearbox
P1359のベースとなっているのは、かつてLMP1やLMP2、GTPの前身であるDPiで用いられたP1159です。
P1159は2014年のWEC LMP1規定に合わせて開発されたギヤボックスで、LMP1向けは7速、LMP2とDPi向けは6速です。
P1159は、元をたどると1999年ル・マン24時間ウィナーのBMW V12 LMRや、2003年のベントレー・スピード8が搭載したギヤボックス(6速)に行き着くのだそう。
Xtrac P1159 Transverse LMP Gearbox
つまり、ハードウェアの信頼性は折り紙付きというわけです。
今回のMSRの場合、ギヤボックスの冷却系に何らかの不具合が発生して温度が上昇し、対処に追われたということでしょうか。
アキュラARX-06が搭載するエンジン(2.4L・V6ツインターボ)については、例によってThe RACER Channelが素晴らしい動画を公開しています(ギヤボックスも映っています。ベルハウジングはオレカ製)。
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