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アウディはノイブルクにF1のPU開発施設を建設 [F1]

2026年からF1に参戦するアウディは2022年12月2日、ノイブルク(Neuburg)にある既存のモータースポーツ関連施設、コンピテンス・センター・モータースポーツ(CCM)に、F1専用の施設を建設すると発表しました。

下の写真は施設の全体像で、赤く示した「F7.2」がF1プロジェクト専用の建物(完成イメージ)です。

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延べ床面積3000m2のこの建物には、テストベンチが設置される予定。

そのほか、ワークショップなどが設けられます。

竣工は2024年第一四半期を見込んでいますが、2023年3月には部分的にオペレーションを開始するそう。

CCMではすでにF1プロジェクトのために220名の従業員を抱えているそうですが、2023年半ばまでに300人を超える見込み。

2016年の資料です↓

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パワーユニットの開発はCCMで行う一方、車両の開発とチーム運営は戦略的パートナーとなったザウバー(株式を取得する予定)の拠点(スイス・ヒンヴィル)で行います。

アウディはノイブルクからヒンヴィルまで「クルマで4時間」と説明しています。耐久レース参戦時代(〜2016年)やクラス1DTM参戦時代(〜2020年)はザウバーの風洞(BMWワークス時代に整備)でテストを行っていたので、慣れ親しんだ場所であり施設といえそうです。

ノイブルクのモータースポーツ専用施設は2014年夏にオープンしました。

開業当時はこんな感じ↓ 現在の様子とあまり変わっていませんね。

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しかし、開発車両は様変わりしています。

当時はLMP1-H、DTMが主力でした。

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2015年には歴代プロトタイプ車を並べて記念撮影を行っています。

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CCMはフォーミュラE(2014年〜2021年)の開発拠点にもなり、現在は2022年から参戦するダカールラリー参戦車両(RS Q e-tron)の開発拠点としても機能しています。

そう考えるとアウディのモータースポーツ、変わり身が早いですね(とくに近年)。

https://www.facebook.com/serakota/

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