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「童夢の終わりと始まり」と京都とんぼ返り [モータースポーツ]

祇園祭がどんな盛大な騒ぎかも知らず、ゆえに、その最中に京都のど真ん中にあるホテルで催しをすることがどんな大変なことなのかも想像つかず、おまけに舞子さんや芸子さんを大勢集めて出張お座敷遊びや踊り、お茶会などをセットしてしまうなどというのは、自分の物差しでは計り知れないことだったので、ボーッとしているよりほかありませんでした。

京都駅から2駅地下鉄に乗って四条烏丸あたりの地上に出てみたら、お祭り目当ての老若男女で歩道はぎっしり。あちらこちらでうちわを配っているのですね。前を歩いていたおじさんの手提げ袋の中には、10も20ももらい物のうちわが入っていました。

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京都東急ホテルの大宴会場で催事です。エントランス付近に「童夢-零」。

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エントランスを抜けたところに、再生された「カラス」と「MACRANSA」(ともに、ベース車両はホンダS600)。

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「童夢の終わりと始まり」の趣旨は、レーシングカーコンストラクターを興した林みのる氏の「引退のごあいさつ」(あくまでも現役引退)、「童夢の40周年記念」「童夢新体制の発表」「林みのる古希の祝い」で、要するに宴会です(煎じ詰めすぎか)。

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いただいた案内には「ホテル内に設けた五花街を漫遊して楽しいひと時をお過ごしください」とありました。「ホテルが期間限定で用意した催し」と考えるのはいかにもスケールの小さな物差しというもので、林みのるさんが招待客のために特別に用意した催しでした。「祇園」「上七軒」「宮川町」「先斗町」「祗園東」のお茶屋街の雰囲気、というより、外の人間がイメージする「これぞ京都」がホテルにいながらにして味わえる趣向。

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三味線の音色に意識を傾けながら、踊りを見ます。

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甘い物に釣られて抹茶。お座敷遊びは時間切れ(?)で体験できず。

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312ページの(たぶん)電話帳より重い「童夢の奇跡」をいただきました。読みごたえあり、見ごたえあり、です。

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サインをいただきました。

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(本を入れて持ち帰る)紙袋もきちんとデザインされています。「林みのるワールド=童夢」であることを再認識したのが、現役引退を告げる催しだったのは、なんとも皮肉です。

新社屋の完成は2016年春(本格稼動は初夏?)になりそうだとか。新生童夢、楽しみにしています。

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コンチキチンは聞かず、駅前で京都タワーだけ眺めて東京に戻りました(涙)。

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