NISSAN ZEOD RCやNISMOが開発するレース車両も搭載する「スマート・ルームミラー」

日産自動車は、液晶モニターとルームミラーを任意に切り換えることができる「スマート・ルームミラー」を開発しました。後方のカメラで捉えた映像をルームミラーに内蔵した液晶モニターに映すシステムです。



画像をルームミラーの一部に表示するシステムは以前からありましたが、「スマート〜」はルームミラー全面に映すのが画期的。

後席のヘッドレストや乗員、荷物が後方視界の邪魔をしたり、雨が降ってリヤウィンドウが濡れると視認性が悪くなったりしましたが、「スマート〜」は常にクリアな視界を提供してくれます。

従来ルームミラー


スマート・ルームミラー


スマート・ルームミラーの機能を開発者が説明する公式動画↓



このシステム、2014年のル・マン24時間に出走するZEOD RCに搭載するそう。気づいていたかもしれませんが、ZEOD RCには外付けのリヤビューミラーがついていません。

実は2012年の日産デルタウィングも当初はリヤビューミラーをつけず、カメラが捉えた映像で後方の状況を確認する予定でいたのですが、ACOがLMP2規定のミラーを装着するよう要求したため、仕方なくごついミラーを取り付けたのです。そのせいでドラッグが5％悪化したとか。

今度こそミラーレスで行くのですね。



スマート・ルームミラー、ZEOD RCだけでなく「NISMOが開発するその他のレーシングカーにも採用していく予定」だそう。ひょっとして、SUPER GT / GT500のGT-Rも搭載する？



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コメント 2

SGTマシンの場合、以前はつけていましたけどドライバーがあまり見ないということで外した経緯があるので乗せないのでは？

by 500では不必要？ (2014-03-02 12:37) 

確かに、GT500より300のほうで必要そうですね。
by 世良耕太 (2014-03-02 15:52)