日産デルタウィングのリヤセクション [モータースポーツ]
フロントセクションを確認したので、ついでにリヤも見ておきましょう。やはり特殊です。LMP1/LMP2の代表的なレイアウトとして、ペスカロロ03(LMP1/ジャッド・エンジン搭載)を引き合いに出します(たまたま手持ちがあったので)。
ギヤボックスケーシングの上にコイルオーバーのダンパーユニットなどを縦置きにする形態。F1も2006年頃まではこんなふうでした(スプリングはトーションバーが主流ですが)。モノコックからギヤボックスに向けてパイプが伸び(左側のメカニックが握っています)、エンジンが受けるストレスを軽減しています。ギヤボックスケーシングはストレスを受ける構造です。
一方、デルタウィングはパイプが張り巡らされています。エンジンも、リヤにオーバーハングされたギヤボックスもストレスを受けない構造。プッシュロッド式であることに変わりありませんが、ダンパー&スプリングユニットがユニークで、やはりオーバーハングに配置。ドライブシャフトを前傾させ、重心をリヤ寄りにしようとする意図が感じられます。
『Motor Fan illustrated Vol.71 ル・マン24時間特集』号(8月16日発売)に掲載の、大きな写真でじっくり観察してください。
http://www.facebook.com/serakota
ギヤボックスケーシングの上にコイルオーバーのダンパーユニットなどを縦置きにする形態。F1も2006年頃まではこんなふうでした(スプリングはトーションバーが主流ですが)。モノコックからギヤボックスに向けてパイプが伸び(左側のメカニックが握っています)、エンジンが受けるストレスを軽減しています。ギヤボックスケーシングはストレスを受ける構造です。
一方、デルタウィングはパイプが張り巡らされています。エンジンも、リヤにオーバーハングされたギヤボックスもストレスを受けない構造。プッシュロッド式であることに変わりありませんが、ダンパー&スプリングユニットがユニークで、やはりオーバーハングに配置。ドライブシャフトを前傾させ、重心をリヤ寄りにしようとする意図が感じられます。
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