三菱重工製傘中空バルブ採用の日産GT-R（2012年モデル）

どこの駅だったか失念しましたが、都内JR駅構内で三菱重工の広告を見かけました。真正面を向いた日産GT-Rの上にバルブがたくさん並んだ図案です。

三菱重工のホームページで、TVCM、開発ストーリーをまとめた動画、製品の情報などが公開されています。必見。↓
http://www.mhi.co.jp

情報はどこかでチラっと目にしていたのですが、広告が思い出させてくれました。GT-Rの2012年モデルが積むVR38DETT型3.8L・V6ツインターボエンジンに、三菱重工製のバルブが採用されたのですね（排気側）。


（写真：日産自動車）

ナトリウムを封入した中空バルブならR32GT-R（1989年）が搭載していたRB26DETT型がすでに採用していましたし、VWゴルフが積むEA111型1.2L・直4各気筒2バルブ直噴ターボも採用しているので、目新しくはないし、高性能スポーツカー（なので高価格）だけの特別な部品というわけでもない。

日産GT-R2012年モデルに採用された三菱重工製バルブが目新しいのは、中空は中空でも、軸（ステム）部だけでなく傘も中空な点。しかも、ドリルで穴を開けたのちにふたをし、溶接でふさぐという工程で作るのではなく、鍛造一体加工しているのが目新しい。


（写真：三菱重工）

動機がバルブというのは不純なんだか純粋なんだか判断できかねますが、なんだか急にGT-Rに乗りたくなっています。


（写真：日産自動車）

http://www.facebook.com/serakota