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異次元な日産の電気自動車 [クルマ]

いやぁ、驚きました。昨年、キューブをベースにした電気自動車の実験車両に乗っていたので、「ほとんど変わりないだろう」くらいに思っていたのですが、大違いでした。内燃機関を積んだクルマなら普通、エンジンが発するサウンド(感じようによってはノイズ)の高まりとともに背中をシートに押しつけるような発進加速がもたらされるものですが、日産の最新電気自動車実験車両は違います。

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無音。いや、耳を澄ませばかすかにモーターかインバーターが発する音は聞こえてくるのですが、これはもう無音と断じていいでしょう。その無音の状態を維持したまま、アクセルを踏み込んだ途端にスーッと、息の長い加速が始まるのです。一体どこまで続くのだろうと、ちょっと不安になるような息の長い加速が。「空飛ぶじゅうたんに乗ったら、こんな感じなんだろうか」と思いながら異次元の加速を繰り返し堪能しました。

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昨年、キューブ・ベースの実験車両に乗った際、その静かさに驚き、同乗の開発者に「静かですねぇ」と感想を漏らすと、「いや、まだまだ」という答えが返ってきたのですが、最新実験車両に乗って、その意味が分かりました。これはスゴイ。でも、「まだまだ、後ろの方のロードノイズが……」と開発者は不満な様子でしたが。

ボンネットの先端に充電ポートを備えるのが特徴。内部はこんなふう。自社開発のインバーター(上)とモーター(下)が見えます。

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160km以上(US LA4モード)の航続距離(実用上は100km程度でしょう)を約束するバッテリーは、フロア下に収納。お弁当箱のようなケース(モジュール)の中に、リチウムイオンバッテリーのラミネート型セルが4枚入っています。モジュールは48個。平均電圧は345Vとのことですので、モジュール24個を直列にし(3.6V×4×24=345.6V)、2組並列で使っているのでしょうか。

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8月2日に行われる新グローバル本社のオープニングに合わせてデザインが公開されます。楽しみですね。
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