レッドブルの電気式KERSはリチウムイオン電池？

レッドブルのデイビッド・クルサードがITV（F1を放映するイギリスの民間放送局）のコラムに、近ごろ話題のKERSについて意見を寄せているのですが、そのなかで「電気の絶縁とリチウム電池の揮発性が心配」だと述べています。

あれれ？　「リチウム」という単語が出てきましたね。おそらく、KERSに関する記述、しかもすでにテストを行っているチームの一員から電池の種類について具体的な名称が出てきたのは初めてではないかと思います。キャパシタをテストしていない保証はありませんが、クルサードの発言にから推察するに、レッドブルがリチウムイオン電池をテストしていることは間違いないでしょう。そうかぁ、やっぱりリチウムイオン電池なんですね。




ビジュアルがないのは寂しいので、自動車用リチウムイオン電池の写真を載せます。上はGSユアサの単セル（3.7V。奥ちらっと見えるのはこれを4個直列でつないだモジュールで、14.8V/50Ah）、下はオートモーティブエナジーサプライ（日産とNECの合弁会社）のバッテリーモジュール（ラミネート型セルを使用）。F1向けにはどのような構造・スペックで開発が進んでいるのでしょうか。興味が湧きますね。