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エコブーストを積んだフォードのデイトナプロトタイプ [モータースポーツ]

アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)とグランダム(Grand-AM)スポーツカー・シリーズが統合され、2014年よりユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)が始まります。開幕戦は1月のデイトナ24時間。タイトルスポンサーにはチュードル(Tudor)がついています。

で、そのUSCCにフォードがデイトナプロトタイプ(DP)を投入すると発表しました(ALMSのP2と統合)。

DPrelease1.jpg

車体はデイトナプロトタイプの標準シャシーコンストラクターともいうべきライリー・テクノロジーズ製。10年モノのマークXXVIがベースであることは一目瞭然ですが、フォードのデザイナーが関与して量産車のデザインキューを反映させたそう。フォード・レーシングの空力開発担当者と協力しながら。

ヘッドランプまわりの違いが顕著ですね。総じてクラシカルなイメージであることに変わりありませんが。

Riley_Mk26_2.jpg

フォードは新世代ターボエンジンに「エコブースト(EcoBoost)」のペットネームをつけて展開していますが、2014年のUSCC出場車両が積むのは3.5L・V6エコブースト(直噴ターボ)です。量産エンジンベースなところがミソ。2L・直4エコブーストあるいは1.6L・直4の方がもっとインパクトあったと思いますが……。

DPrelease2.jpg
(クリックで拡大)

10月10日、エコーブーストV6搭載車両はデイトナで速度記録に挑戦。222.971mphを記録し、1987年のデイトナ500でフォード・サンダーバードが記録した210.364mphを塗り替えました。

ドラッグを減らすため、フロントのグリルの両端、フロントブレーキユニット用の開口部がふさがれていますね。中央部の奥にラジエターがあるのでしょう。ボンネットフードにアウトレットが確認できます。左右ドアのNACAダクトはインタークーラー用の空気取り入れ口でしょう。

RecordRun3.jpg

公式動画です↓ 量産技術とレースの結びつきを強調しています。



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