年末の鈴鹿サーキット

なんだかずいぶん前の出来事のように感じてしまいますが、年末に鈴鹿サーキットに行ってきました。鈴鹿おろしが吹きすさぶ1日。1コーナー外側のスタンドに立って西を眺めると、山に雪が落ちている様子が確認できました。サーキットにも風に乗った雪がちらほら。



訪問の目的は、「安全性向上」を意識しながらコース改修の変遷をたどること。なので、インタビューの前に撮影を兼ねて東コースを歩かせてもらいました。1コーナー手前アウト側の芝生エリアに近づくと、何やら黒い物体が。え？ と思いつつも近づいてみると、ちぎれ飛んだタイヤかすでした。実にまぎらわしい。S字のアウト側にも散在。



1コーナーのアウト側に佇んでみると、写真や映像で感じるよりカント（勾配）がきついのを感じます。この勾配、外に飛び出した車両を絶妙の場所で止めるよう、考え抜かれた角度なのですね。



外に飛び出した車両がコースに復帰できるよう、ランオフエリアをアスファルト舗装にするのが近年の世界的な流れですが、鈴鹿サーキットは最外周にグラベルを残した「ハーフ＆ハーフ」なのが特徴。聞けば納得の理由は近いうちに紙媒体で紹介します（写真は2コーナー）。



上空からコースを確認すべく、観覧車へ。近くでは、「開業50周年記念事業」のひとつ「レーシングシアター」が工事中。久しく鈴鹿で遊んでいないので、「遊ぶ」エリアが気になります。



取材中に東コース（約2.3km）を走り回っていたのが「サーキットカート」。走行時間約7〜10分。走行速度約30km/h。1台1200円。1台に2名まで乗車可能。小学校5年生以上はひとりで乗車可。小学校4年生以下は中学生以上とふたりで乗車可という条件を詳しくチェックしたのは、興味津々だからです。開業日・時間が限られているので、事前チェック必須です。



グランドスタンド内のトイレは子供にフレンドリー。



鈴鹿おろしにもめげず、スタッフの方々が座席の汚れ落としに専念されておりました。感謝！



再舗装工事中の西コースを見学しました。表面を張り替えるだけ、ではなくて、路盤を支える層の処理や雨水のコントロールなど、大規模かつ繊細で緻密な作業が進行中（写真は130R出口付近アウト側）。



流れ上、我が車で西コースを周回。アップダウンの激しさとコースの狭さ、そしてレイアウトの面白さを再確認（写真は西ストレート立ち上がり付近）。