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アウディA8 4.2TDI [クルマ]

プジョーではないのですが、「ボンネットの下に野獣」を体感しました。ル・マン24時間を制したアウディR10の5.5リッター・V12バイターボは650ps/1100N・mを発生しますが、A8 4.2TDIは4.2リッター・V8バイターボで326ps/650N・mを発生。比べる対象が対象だけに見劣りするようですが、アウディいわく「世界で最もパワフルなディーゼルエンジンを搭載する乗用車」。パワフルというよりトルクフルです。

第3世代コモンレール+ピエゾインジェクターですが、「これはディーゼル。これはディーゼル」と念仏を唱えながらクルマに乗り込まない限り、ディーゼルであることを意識させられることはありません。音・振動ともにものすごく洗練されていると感じました。アクセルを強く踏み込むとちょっとした間のあと、グワンと強い加速が発生するあたりは演出過剰かとも思いましたが、最新ディーゼル(は進化が早いので、これでもちょっと時代遅れになりつつあるとか)の良さを実感しました。

ちなみに排気規制はEuro4対応。日本でも早くディーゼル乗用車の選択肢が増えないものだろうか、という思いを改めて強くしました。が、触媒に使う白金の調達(含リサイクル)や日本の規制値をクリアするための排ガスのクリーン化、東京のような混雑した道ばかりで走行した状況でDPFが長期間きちんと機能するかどうかなど、解決すべき課題が山積しているとも聞きます。手放しで「ディーゼルがいい」と言えないところが悩ましいですね。


コメント(1) 
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u4

最後のTDIの課題のくだり、大変勉強になりました。
by u4 (2007-06-22 00:23) 

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