桜田濠

関東地方も梅雨に入りましたね。麹町まで行ったので、そのまま坂を下って半蔵門に出、桜田壕を南下し、三宅坂で方向転換。今度は坂を上って弁慶壕まで向かいました。クルマでビュンと通過するのでなく徒歩で移動すると、こんな清々しい風景に出会うこともあります（蒸し暑くて汗だくですが）。

国立劇場、最高裁判所を右手に眺めつつ信号を渡って、三宅坂小公園で小休止。右手に見えるのは日本電報通信社（現電通）が創立50周年を記念して「東京都民」に寄贈したものです。地図には「平和の群像」と書いてあります。

寄贈されたのは1950年ですから、パレスハイツ（駐留米軍の家族用住宅団地）の一角（というか、すぐ外？）にあったことになりますね。江戸末期からの流れを見ると、三宅坂の由来になった三河田原藩・三宅家の上屋敷〜東京衛戌病院〜パレスハイツ〜国立劇場・最高裁判所となるようです。歴史の重みと平和のありがたさを感じる場所です。