ピレリとブリヂストン、回転方向を示す矢印

回転方向指定（ユニディレクショナル）タイヤの場合は、サイドウォールに回転方向を示す矢印の刻印があるものですが、改めてピレリのタイヤを見てみると、矢印は見当たりません。FIAが管理用に貼るバーコードのシールに「L」とあるので、シールの貼ってある面を左側（Left）に装着すると、横から見て左回りに回転することがようやくわかります。チームが独自に回転方向をペンで書き込んでいます（クリックで拡大）。



ブリヂストンはどうだったかと振り返ってみると、回転方向を示す矢印はありました（丸囲み）。



ほら。



サイドウォールにもともとある矢印を利用して、チーム内の他のドライバー用と混同しないよう識別するサインを書き込んだ例。サイドウォールにペイントした「BRIDGESTONE」「POTENZA」のロゴの前後にも矢印様の印がついて、回転方向を示しています（左側用はロゴの前、右側用はロゴの後ろに矢印）。



ブリヂストンのエクストリーム・ウェット・ウェザー・タイヤは非対称パターンだったので、このタイヤは回転方向（ROTATION）だけでなく、外側（OUTSIDE）の表示が加わっています。



タイヤに回転方向の指定があり、それを守らせたいなら、識別しやすいようにはしておきたいですね。

http://www.facebook.com/serakota