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【WEC】モンツァ6時間の個人的ハイライト [モータースポーツ]

FIA WEC(世界耐久選手権)の公式YouTubeチャンネルで、第4戦モンツァ6時間(7月10日決勝)の「フルレース・リプレイ」が上がっています。見ごたえあります(レース前後も含めて7時間12分あります)。

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個人的なハイライトは、トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing GR010ハイブリッド)7号車のボディワーク交換シーンでした。

レースが残り1時間13分となった頃、ホームストレートを走る7号車(小林可夢偉がドライブ)と、アルピーヌ36号車(M・バキシビエールがドライブ)が接触します(動画のカウンターで5:16:27)。

この接触で、7号車の右リヤタイヤはバースト。タイヤ周辺のボディワークもダメージを受けました。

右リヤタイヤを失った7号車は、2分と少しを費やしてピットまで戻ります。その間、ピットではボディワークの損傷具合を確認し、どの部品を交換するか決め、作業の段取りについて確認を行ったことでしょう。

7号車がピットに停止すると(5:20:36)、ルーティンの作業(給油)を行いながら、メカニックのひとりがダメージを確認。

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(写真はイメージ)

給油が終わり、タイヤ交換を始めるタイミングで、並行してボディワークの交換作業が始まります(5:20:52)。

ここからが見どころで、リヤウイングが一体になったリヤエンドを外し、エンジンカウルを外し、新しいエンジンカウルを装着して、新しいリヤエンドを装着。この間、約40秒。

見ていてスカッとするくらい無駄な動きがなく、作業がスムーズ。今回のようなアクシデントを想定し、何度も練習を繰り返したのでしょう。決断も早ければ、作業も早い。

タイヤ交換作業と並行しての作業だったので、実質的なタイムロスは20秒程度だったでしょう。

2012年の参戦以来、連綿と築き上げてきた実績のなせるワザでしょうか。

いいもの、見せていただきました。



上記のシーンもう一度見たくて、フルレース・リプレイを待っていました。

https://www.facebook.com/serakota/

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