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【LMDh】BMW M Hybrid V8のP66/3ツインターボエンジン [モータースポーツ]

BMWは2023年のIMSA GTPクラスに投入するLMDh車両、M Hybrid V8に搭載するエンジンの概要を発表しました。

4.0LのV8ツインターボです。

エンジン名称はP66/3。

BMW P66/3 for LMDh
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サステナビリティの観点から、「新たなエンジンは開発しない」と決め、既存のレーシングエンジンから転用可能なユニットを絞り込んでいったそう。

BMW M Hybrid V8
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2019年にDTMに投入した2.0L・直4直噴ターボ(P48)や、BMW M8 GTEが搭載した4.0L・V8直噴ツインターボ(P63)も検討したそうですが、前者は耐久戦の観点から、後者は重量の観点から脱落。

検討の結果、2017年、18年にBMW M4 DTMが積んでいた4.0L・V8自然吸気エンジン(P66/1)をベースとすることに決まったそう。

BMW P66/1 for DTM
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90度V8、シングルプレーンです。

DTM向けからLMDh向けに仕立て直すにあたっては、F1参戦時代(2000年〜2009年)の材料技術も役に立ったと説明しています。

自然吸気エンジンだったP66/1は、ターボ過給化(外側排気)され、ポート噴射だった燃料供給システムは直噴化されました。

信頼性や性能確認のためのP66/2エンジンを経て、P66/3が完成。

共通ハイブリッドシステムとエンジンが合体したのは、6月末。

7月下旬にバラーノ(イタリア)でロールアウトを予定しているそう。

下の写真はベンチテストの様子。

ウェイストゲートのアクチュエーターが負圧式なのが確認できます。

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BMW M Hybrid V8に関する過去エントリー↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2022-06-07

P66/3主要スペック
排気量:3999cc
気筒数:8
構造:アルミ鋳造ブロック&ヘッド、鉄溶射ライナー
バンク角:90度
ボア径:93mm
ストローク:73.6mm
ボアピッチ:102mm
バルブ数:各気筒4
最高回転数:8200rpm
最高出力(規定):約640hp
最大トルク:約650Nm
燃料噴射:高圧直噴(350bar)
オイルシステム:ドライサンプ

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