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【Indy】エコフレンドリーなタイヤをインディ500で初投入 [モータースポーツ]

インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)のオーナーであるペンスキー・エンターテインメント(Penske Entertainment)は、“アースデイ(地球の日)”の4月22日、2022年のインディ500(5月29日決勝)に向けた一連のカーボンフットプリント(CO2排出量)削減プランについて発表しました。

目玉のひとつは「持続可能な天然ゴム」を使ったエコフレンドリーなタイヤの投入です。

インディ500のカーブデイ(決勝レース前の最後のプラクティスを行う日)に実施される「ピットストップチャレンジ」で、「ファイアストン・ファイアホーク・グアユール・レースタイヤ」が使われます。

8月7日決勝のBig Machine Music City Grand Prix(ナッシュビル)では、オルタネートタイヤ(よりグリップが高いタイヤ)に設定されます。

サイドウォールはグリーン。

Indy_Sustainable_Tire.jpg

東南アジアに産地が集中しているパラゴムノキではなく、アメリカ南西部からメキシコ北部にかけてが原産で、乾燥地帯で栽培可能なグアユール(guayule)から天然ゴムを得ているのが特徴。

「再生可能資源の拡充・多様化」につながるとして、ファイアストンの親会社であるブリヂストンが開発を続けています。

詳細はこちら↓
https://www.bridgestone.co.jp/technology_innovation/natural_rubber/guayule/

インディ500期間中に使用するタイヤはすべて、電動トラック(Freightliner eCascadia)でインディアナ州内にある倉庫から輸送。

IMS内には、出力150kWの急速充電器を設置。インディ500の開催期間(いわゆる、the Month of May)中にIMSで消費する電気はすべて、2021年と同様、再生可能エネルギーのクレジット購入でまかなうそう。

主な協力企業や機関は下記です。

ファイアストン(Firestone)
シェル(Shell)
インディアナ州(the State of Indiana)
ペンスキー・トラック・リーシング(Penske Truck Leasing)
インディアナ・エコノミック・デベロップメント・コーポレーション(Indiana Economic Development Corporation)
シェル・リチャージ・ソリューションズ(Shell Recharge Solutions)
BTCパワー(Broadband TelCom Power, Inc.)
チューズ(CHOOOSE)

タイヤの例は環境負荷低減に関する取り組みのごく一部。

イベントもビッグですが、やると決めたら取り組みのスケールも大きいですね。

https://www.facebook.com/serakota/

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