SSブログ

【WEC】ハイパーカーとLMP2のタイム比較 [モータースポーツ]

スパ・フランコルシャン・サーキットで行われたWEC(FIA世界耐久選手権)シーズン9の開幕前合同テスト、「プロローグ」(2日間4セッション)が終了しました。

総合トップタイムを記録したのはG-Drive Racing 26号車で、2分4秒168でした(2日目午前中。外気温12.94℃)

ハイパーカー(LMH)のトップタイムを記録したのはGR010 HYBRID 8号車で、2分4秒669でした(2日目午後。外気温16.17℃)。

WEC_2021_Prologue_089.jpg

ハイパーカーの性能を抑えすぎてしまったのでしょうか(ルール統括側が)。

4月1日にLMP2のエンジン出力をさらに抑え、最低重量を増やす措置がとられましたが、それでもギャップは広がらず、ハイパーカーとLMP2が拮抗した状態です。

【WEC】LMP2のエンジン出力をさらにダウン
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2021-04-26

セクタータイムを見てみると、ハイパーカーはLMP2に対し、テクニカルなセクター2で差をつけられ、高速のセクター1で取り戻しているのがわかります(セクター1で引き離し、セクター2で追いつかれる、ともいえますね)。

比較対象として、速かった2017年のデータを引っ張り出してみました。当時のLMP1-H(トヨタTS050ハイブリッド)より11秒遅いのが、ハイパーカーの姿です。

2021_Prologue.jpg
(クリックで拡大)
(セクタータイムは最速ラップタイムを記録したセッションの「セクターベスト」を抜き出したもの)

Circuit_Map_Spa_s.jpg

ハイパーカー、いくらなんでも、もうちょっと速くしておかないと。



今週末の開幕戦までに、何らかの策が講じられるでしょうか。

https://www.facebook.com/serakota/

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車