SSブログ

ル・マン24時間2020 LMP1のEoT [モータースポーツ]

2020年のル・マン24時間は、木曜日(9月17日)から走行が始まります。

WEC_2019-2020_Rd_003.jpg

トヨタTS050ハイブリッドが属する最上位カテゴリー、LMP1のEoT(技術均衡調整)が発表されていますので、見ておきましょう。

まずは昨年(2019年)のEoTから。

2018-2019スーパーシーズン 第8戦ル・マン24時間EoT
LM_EoT_2019.jpg
(クリックで拡大)

次ぎに今年(2020年)のEoTです。黄色地の部分が昨年との変更点。

LMP1ハイブリッド、すなわちトヨタTS050ハイブリッド(2台)は昨年より7kg重い状態で走らされます。

LMP1ノンハイブリッドのうち、ターボエンジンを搭載するチームLNT(ジネッタG60-LT-P1/AER)が土壇場で参戦を見合わせたので、自然吸気エンジン(ギブソン)を搭載するレベリオン(2台)とバイコレス(1台)が参戦。

LMP1ノンハイブリッド自然吸気は、ハイブリッドより79kg軽く、43.75%多い燃料流量が認められています。

2019-2020スーパーシーズン 第7戦ル・マン24時間EoT
LM_EoT_2020.jpg
(クリックで拡大)

1スティントあたりの燃料使用量が見直され、ノンハイブリッドは昨年より9%多く使用できるようになりました。給油リグリストリクター径が見直されたのは、給油時間を補正するため。

昨年優勝したトヨタ8号車は、24時間で34回のピットストップを行いました。それに対し、3位のSMPと4位のレベリオンは39回ピットに入りました。

燃料使用量の見直しは、ピットストップ回数とトータルピットタイム(ピットで過ごす時間の合計)を「均衡」させる狙いでしょう。

さて、実際のところどうなるでしょうか。

https://www.facebook.com/serakota/

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車