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Multimatic×VI-gradeがSimCenter Detroitをオープン [モータースポーツ]

気づいたら10日も経ってしまいましたが、2020年6月30日、Multimatic(マルチマチック)とVI-grade(ヴイアイグレイド)は、アメリカ・デトロイトにSimCener Detroitをオープンしました。

SimCenter_Detroit.jpg

シムセンター・デトロイトは、ドライビングシミュレーターを核とした施設です。

マルチマチックといえば、個人的にはレーシングカーコンストラクター(LM GTEのフォードGTを開発&製作&チーム運営)としてのほうがなじみが深いので、異色の(?)組み合わせに興味を抱き、グランドオープニングのライブ配信を視聴した次第。

名物(?)のラリー・ホルトCTOがスピーカーとして登場しました。

IMSAに参戦するマツダRT24-Pのチーム運営は、2020年からマルチマチックが担当(シャシーはマルチマチック製)。サイドポッドにロゴを確認することができます。

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フォーミュラEに参戦するアウディは、VI-gradeのドライビングシミュレーター、DiM(Drivin in Motion)150を導入し、セッティングやエネルギマネージメントなどの検討に役立てています。

DiMはソフト面をVI-gradeが担当。装置の製作は鷺宮製作所が行っています。



DiMの機能と使い道は『Motor Fan illustrated Vol.140』で解説しています。

DiMの動きは、動画でご確認ください。



こちらは、ポルシェのヴァイザッハ開発センターにあるDiM。現在はフォーミュラE向けに活用しているのでしょうか。

Motor Fan illustrated特別編集 ル・マン/WECのテクノロジー 2015』で紹介しています。

IMG_4881.jpg

シムセンター・デトロイトにあるのは最新版のDiM250で、3本のアクチュエーターを備えたトライポッドの可動範囲がDiM150より広くなっています。

ホンダR&Dヨーロッパ(ドイツ)もDiM250を導入済みです。

他に、フェラーリ、ボルボ、FCA(ブラジル)、メルセデスAMGなどがDiMを導入しています。

https://www.facebook.com/serakota/

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