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メルセデスAMGのEEGTは量産車版MGU-H? [クルマ]

メルセデスAMGは「F1のノウハウをロードカーの技術に使用」というタイトルで、新しいターボチャージャーを発表しました。

この新しいターボチャージャーは現在、開発の最終段階にあり、将来的にはメルセデスAMGに搭載されます。

Mercedes-AMG Using F1 Know-How in New Road Car Technology

コンプレッサーの背後に電動モーターを配置しているのが特徴で、メルセデスAMGはエレクトリック・エキゾースト・ガス・ターボチャージャー(EEGT)と呼んでいます。電動ターボ(E-Turbo)の一種です。

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第一報はMotorFan TECHで掲載しています。



排気のエネルギーがタービンハウジングに届かないとターボは満足に機能しませんが、排気の有無や多少にかかわらず、モーターによってコンプレッサーを回転させ、ドライバーが「力が欲しい」と思ったときに瞬時に反応して過給圧を高め、エンジントルク/パワーを高めるのがEEGTの特徴です。

ターボラグの解消が最大の狙い。

メルセデスAMGとギャレット・モーション(Garrett Motion)の共同開発です。

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写真を見る限り、開発の最終段階にあるエンジンは直列4気筒で、EEGTは右サイドに配置されています。幅4cmのモーターを内蔵しているぶん、センターハウジングに厚みがあります。

インタークーラーは水冷式。

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F1のパワーユニットは熱エネルギー回生側の要求から70〜80kW級のモーター/ジェネレーターユニット(MGU)を搭載しているのでシステムはもっと大がかりですが(出力を考えればコンパクトではありますが)、ターボチャージャーとモーターを一体化した構造はF1の熱エネルギー回生システム(MGU-H)と同じです。

メルセデスAMGは熱エネルギー回生について言及していませんが、原理的には可能。

電動ターボの機能と特徴について説明しているギャレットの公式動画でも、熱エネルギー回生(排気が持つ熱エネルギーを電気エネルギーに変換)について触れています。



こちらはターボの働きとメリットについて解説した動画。



エレクトリック・エキゾースト・ガス・ターボチャージャーを搭載したモデルのデビュー、待ち遠しいですね。

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