【MFi164】『2020年F1マシンの技術トレンド』 [F1]
S・ベッテル、2020年限りでフェラーリから離脱
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D・リカルド(現ルノー)がマクラーレンに移籍
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C・サインツ(現マクラーレン)がフェラーリに移籍
ベッテルの後任はサインツに決まりました。現時点では、ベッテルの身の振り方と、空席のできたルノーを誰が埋めるのかが、話題の中心でしょうか。
すぐにでもサインツがフェラーリに乗るようなイメージですが、予定どおり7月に2020年のF1シーズンが開幕したら、ベッテルがフェラーリをドライブし、サインツはマクラーレンに乗って、リカルドはルノーのステアリングを握ります(たぶん)。
その前に、2020年型F1マシンの技術トレンドをフォローしておくのはいかがでしょう(と宣伝)。『MOTOR FAN illustrated - モーターファンイラストレーテッド - Vol.164 (モーターファン別冊)』でページをいただきまして、各車両の特徴をまとめています。
解説ページの写真はすべて桜井淳雄さん(@atsuo_sakurai)。
特集の巻末には、国産車が搭載するエンジンやトランスミッション、車両寸法や重量、サスペンションなどのスペックが掲載されています。
これ、資料性高いし、眺めるだけでも相当楽しめます。
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F1世界選手権70周年:FIAが歴代ドライバーの特別サイトを開設 [F1]
70周年を祝すにあたり、F1世界選手権を統括するFIAは「F1の歴史を作った伝説のドライバー」の特設サイトを開設しました。
https://halloffame.fia.com
F1以外にWRCとWECの歴代ドライバーも収録されており、見ごたえたっぷりです。各ドライバーの活躍を象徴する動画、ぜひ、ご覧になってください。
日本人で唯一収録されているドライバーは、あの人です……。
一方、現行参戦チームはF1の70周年を祝福するツイートを行っています(以下、順不同)。
Since the very first season back in 1950 we keep writing history together with our drivers, our champions and our tifosi. #essereFerrari @F1 #F1 #F170 pic.twitter.com/x0VoKPGR1U
— Scuderia Ferrari (@ScuderiaFerrari) May 13, 2020
The first ever Formula 1 Grand Prix was held on 13 May 1950 at Silverstone. As with all special birthdays, we are spending this one as a family, with everyone at home
— Scuderia AlphaTauri (@AlphaTauriF1) May 13, 2020
Happy 70th birthday, @F1. You’re looking good for your age! 〓 pic.twitter.com/WQYLZlrWOO
70 years on from the very first Formula 1 Grand Prix.
— Alfa Romeo Racing ORLEN (@alfaromeoracing) May 13, 2020
Happy birthday, @F1! Here's to the next 70! [\(^o^)/] pic.twitter.com/wKZeAf7cR3
Some things just get better and better with age...
— BWT Racing Point F1 Team (@RacingPointF1) May 13, 2020
Celebrating the first ever @F1 Grand Prix - held #OnThisDay in 1950 at @SilverstoneUK!
Thanks for the journey so far guys - and here's to the next 70! ??#F1 #F170 pic.twitter.com/Ik61kVghQu
70 years young today
— ROKiT WILLIAMS RACING (@WilliamsRacing) May 13, 2020
Congratulations @F1, here's to the next 70! pic.twitter.com/PEfLPxU14D
Seven decades of Formula 1 racing and passion. Seven decades of innovation. We’re proud to have been part of this incredible story.
— Renault F1 Team (@RenaultF1Team) May 13, 2020
Happy 70th Birthday, @F1 !#RSspirit pic.twitter.com/FGkWHEDuET
Who doesn’t love celebrating a birthday?! ?〓?
— Haas F1 Team (@HaasF1Team) May 13, 2020
Happy Birthday @f1 - you look great for your age. Many more milestones to come in the future!#HaasF1 #F1 ?〓 pic.twitter.com/YluYpVGZUu
As fine now as you were then. Happy 70 @F1, you're looking good for your age! 〓 #F170 pic.twitter.com/svJjNhE9Kg
— Aston Martin Red Bull Racing (@redbullracing) May 13, 2020
70 years old, you sure don't look it @F1!
— Mercedes-AMG F1 (@MercedesAMGF1) May 13, 2020
Today we celebrate the very first Formula 1 Grand Prix at Silverstone in 1950!
Time sure does fly when you're having fun - here's to the next 70! #F170 pic.twitter.com/9Q5QpZMghs
Happy Birthday, @F1! ?
— McLaren (@McLarenF1) May 13, 2020
Today marks 70 years since the first ever @F1 Grand Prix, held #OnThisDay in 1950 at @SilverstoneUK.
Here's to the next 70 years. #F170 pic.twitter.com/IGigSBfVAG
F1公式からのメッセージです↓
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【WEC】LMHの性能スペックをLMDhに合わせる変更を発表 [モータースポーツ]
ポルシェが反応している「LMDh」技術規則の草案↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2020-05-08
LMH側が寄せてくることは容易に予測できましたが、そのとおりになり、ACO/FIAは5月11日に歩み寄り項目を発表しました。
2019年12月4日にアップデートされた技術規則で585kW(796ps)に規定されていたLMHの最高出力は、LMDhと同じ500kW(680ps)に、1100kgに規定されていた最低重量は1030kgに規定されることになりました。
具体的な数値は明かされていませんが、空力パフォーマンスも「共通の特徴」を持たせることになっています。
この結果、LMDh/LMHは現行LMP2より80psほどパワフルになりますが、100kg重い。果たして、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか(LMP2規定の見直しも追って発表されることでしょう)。
GR Super Sport / LMH
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キミ・ライコネンが笑わせる(?)ステルヴィオのCM(2本) [クルマ]
アルファ ロメオ・レーシングでF1マシンを走らせるキミ・ライコネン(助手席はライコネン夫人)が、アルファ ロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオを紹介するCMです。
ひと言もしゃべらないのですが、オチが秀逸で、繰り返し見てしまう……。
5月7日にジュリアとともに2020年モデル(MY2020)が発表されたのですが、その発表に合わせてこのCMが公開されました。
45秒の映像ですが、8.8インチタッチスクリーンのインフォテインメントシステムがアップデートされているなど、ステルヴィオ・クアドリフォリオの特徴が見事に表現されています。
510hp/600Nm(!)の最高出力/最大トルクを発生する2.9L V6ツインターボエンジンの仕様に変更はありません。
MY2020はオプションでアクラポビッチ製エキゾーストを選択することが可能になりました。「RACE」モードに切り換えるとサウンドが一変する様子は、CMでご確認ください。
2019年にプロモーションした際の様子↓
アルファ ロメオは2020年6月24日に創立110周年を迎えます。
こちらは2020年1月に公開されたCMで、セリフがあります↓
ステルヴィオでモナコを走るのですが(やはり夫婦で共演)、待ち合わせに遅れた言い訳がイカしています(そんなワケないだろぉ、と)。
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ポルシェが反応している「LMDh」技術規則の草案 [モータースポーツ]
草案の詳細はLMDhに関心のあるメーカーとシャシーコンストラクター向けに先週公開されており、草案の一部が5月7日に一般公開されています。
Mazda RT24-P / IMSA DPi
LMDhの概要は以下のとおり。
・(ル・マン24時間を統括する)ACOとIMSAが設けた共通車両で、WECとIMSAの双方に参戦できる。
・LMDhはコスト制限を設けた車両で、共通のスパイン(ボディワーク、エンジン、ハイブリッドシステムを除いた車両骨格)を持つ。次世代のLMP2の位置づけ。
・メインストリームの自動車メーカーのみ参戦が可能(ダラーラ、オレカ、リジェ、マルチマチックのいずれかからスパインを購入する)。
・車両は自動車メーカー(ブランド)独自のボディワークおよびエンジンと、1社供給(未発表)のハイブリッドシステム(リヤ駆動)を搭載。ホモロゲーション期間は最低5年とする。
・最低重量は1030kg。
・ハイブリッドシステムとエンジンを合わせた総合最高出力は500kW(680ps)。
・タイヤは1社供給(ミシュラン)。
・LMDhとLMHのパフォーマンスをバランスさせるため、性能調整(グローバルBOP)を行う。
Le Mans 24 Hours 2019 / WEC
LMDhは、LMP2をベースに自動車メーカー(ブランド)独自のエンジンとボディワークの搭載を認めるDPi(デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル)の発展形なのが実態で、リヤにモーターを搭載するのが顕著な違い。
2017年に導入された現行DPi/LMP2は600ps程度のパワーを発生していますが、後輪を駆動するモーター(出力は未発表)の上乗せもあって、LMDhは680psになります。
現行LMP2の最低重量は930kgなので(DPiも同等。BOPあり)、100kg増。
DPiの発展形なLMDhでIMSAに参戦しながら、WECの一戦であるル・マン24時間レースに参戦することが可能になります。
2020年シーズン、DPiでIMSAに参戦しているのは、マツダ、アキュラ、キャデラックです。
一方で、WECの最上位カテゴリーとして新たに導入されるLMH(ル・マン・ハイパーカー)を選択し、IMSAのメインイベントであるデイトナ24時間に参戦することも可能になります(LMDhを選択したうえでWECに軸足を置くもよし)。
トヨタはLMHのGR Super Sportで、デイトナ24時間に参戦することが可能になります。
GR Super Sport / LMH
2019年12月4日付けのLMH(このときはLMPHと呼んでいました。というか、いつLMHになった?)の技術規則には、最低重量は1100kgとの記載があります。
LMH発表当初は、パワートレーン全体の最高出力は550kW(750ps)としていました。このうち、フロントに搭載するモーターの最高出力は200kW(270ps)に制限しています。LMDhとバランスさせるため、出力を低減する方向で調整を図ることになるでしょう。
LMDhは2022年の導入を目指して最終調整が進められます。2020年9月20日に決勝レースが予定されているル・マン24時間レースまでに、技術規則の最終版がリリースされる見込み。
LMDh技術規則草案の発表を受け、さっそくポルシェが反応しています。「取締役会から委任され、コンセプトスタディを行っている」と……。
#WEC / #IMSA - @fritzenzinger on LMDh regs: "ACO and IMSA have fulfilled our expectations. It'll be possible to compete for overall victories in most important endurance series with one vehicle. We're now getting underway with concept study commissioned by our board of directors" pic.twitter.com/xFHfmaQh8s
— Porsche Motorsport (@PorscheRaces) May 7, 2020
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マツダ車のシフトレバー(CX-30/Mazda 3/Roadster/RX-8) [クルマ]
6速MTのCX-30はスカイアクティブX搭載車と、2.0Lガソリンエンジン搭載車に乗りました(写真はスカイアクティブX搭載車)。
Mazda CX-30
関連記事はこちら↓
MTのSUVってアリ!?マツダ「CX-30」MT仕様はロードスターのように刺激的 https://t.co/x8tmwAay4T #スカイアクティブ #マツダ3 #MT車
— &GP (@GoodsPress) April 19, 2020
スカイアクティブXを搭載するマツダ3のMT車にもチョイ乗りしております(もっと長く乗ってみたいですね)。
Mazda 3
ロードスターのMTは、手首の動きでコクコク決まります。
Mazda Roadster
RX-8はシフトノブの形状が特徴的。
Mazda RX-8
停車時はブルブルふるえていますが、ロードスターよりはだいぶ控え目です。
マツダ・ロードスターのシフトレバーがただふるえているだけの動画↓
https://serakota.blog.ss-blog.jp/2020-03-15
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三菱自動車『ランサーエボリューション ファイナルエディション』の公式動画 [クルマ]
ファイナルエディションは2007年10月に発売されたランエボXの特別仕様車で、本モデルをもって生産終了になりました。
貴重な製造過程の様子を確認することができます。
LANCER EVOLUTION FINAL ↓
「まだ作ってたの?」と一瞬思っていまいましたが、そんなわけはないですよね。
限定1000台の先行予約受付を開始したのが2015年4日10日。同年8月20日から納車を始め、2016年3月までに「順次納車する予定」と当時、説明していました。
ランエボX、改めて見ると、格好いい……。
ファイナルエディションは、5速MTのみの設定です。
シフトノブやシートのステッチが「レッド」なのは、ファイナルエディションの特長のひとつ。
メーカーオプションとして設定されていたハイパフォーマンスパッケージ(ビルシュタイン製ダンパー/アイバッハ製コイルスプリング/ブレンボ製ブレーキ/ADVANハイパフォーマンスタイヤ)を標準で装備しています。
当時のメーカー希望小売価格は429万8400円(8%の消費税込み)でした。
S-AWC(4輪の駆動力、制動力を制御する車両運動統合制御システム)はもちろん、標準装備です。
エンジンは2.0L直4ターボ(4B11 MIVEC Twin Scroll Turbo)を搭載。
2007年デビュー当時の最高出力/最大トルクは206kW(280ps)/6500rpm、422Nm/3500rpmでしたが、ファイナルエディションは230kW(313ps)/6500rpm、429Nm/3500rpmを発生します。
「新たにナトリウム封入エキゾーストバルブを採用し、最高出力を向上させ、中高速域で伸びのある出力特性とし」と、発表時のリリースには記述があります。
タービンホイール、高価なチタンアルミ製だったのですね。
ランサーエボリューションXの技術に関しては発売直後に『Motor Fan illustrated vol.17』で一冊まるごと特集を組んでいます(残念ながら、新品の在庫はない模様)。
記事を読み返してみると、気合いの入ったクルマだったことがわかります。
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ロールス・ロイスの「夢のクルマをデザインして応募しよう」 [クルマ]
ロールス・ロイスは、「外出を控え、自宅で過ごしている16歳以下のデザイナー志望の皆さん」を対象に、「夢のロールス・ロイスのデザイン」を募集しています。
日本語サイトはこちら↓
ロールス・ロイス・ヤング・デザイナー・コンペティション
https://rolls-royceyoungdesignercompetition.com/jp/
下の画像はサンプルです。左上に描かれているのが応募作品。タイトルは「CRABMOBILE」。カニ車です。
最優秀作品に選ばれると(ロールス・ロイスのデザインチームが審査し、選考)、下にあるような、未来的なデジタル完成予想図他が贈呈されます。各賞については、サイトでご確認ください。
(クリックで拡大)
過去の応募作品を眺めるだけでも楽しめます。
締め切りは5月18日(月)午後8時(日本時間)。
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