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『GT500 3メーカー共通質問&回答』オートスポーツNo.1528 [モータースポーツ]

auto sport - オートスポーツ - 2020年 4/24号 No.1528』では、SUPER GT GT500クラスに新型車両を送り込むTOYOTA GAZOO Racing(TRD)、日産(ニスモ)、ホンダの開発担当者(シャシー系+エンジン系各1名)に、8つの同じ質問を投げかけています。

GR Supra
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Q1
19年型車両開発の自己採点は? 目標達成部分と未達部分は?

Q2
20年型車両の開発コンセプトは? 従来と考え方が異なる部分はあるか

Q3
新たに導入されたClass1規定共通サスペンションの課題とは?

Q4
日本独自に開発可能なフリックボックス、ラテラルダクトの設計思想に変化は?

Q5
ジェットイグニッション(プレチャンバー)技術の難しさやエンジン性能向上策は?

Q6
開幕に向けて開発チーム内でいまもっとも課題になっている点とは?

Q7
ライバルメーカーの新型車両に対する印象は? コンセプトの違いはあるか?

Q8
現時点で20年車両の開発進捗と手応え、自信のほどは?

各メーカー6ページで構成。三者三様の回答だけでなく、エンジンルームや空力開発エリアの写真も楽しめます。

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GT-R NISMO GT500
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NSX-GT
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最後の取材は3月27日に「公式テスト富士」の現場(走行前日)で行う予定だったのですが、当日、中止が決定。

メディアセンターに30分くらい滞在して、泣く泣く退散しました。

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前日は磐田(静岡県)で取材だったので、御殿場で前泊し、準備万端だったのですが……。

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関係者のご尽力により、後日、別の場所で取材を済ませることができました。

各メーカーの技術者が新型車両の開発にどう取り組んだのか、誌面でご確認ください。



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【HOW TO BUILD A CAR】レッドブルRB8のアンダーカット・ダクト [F1]

エイドリアン ・ ニューウェイ HOW TO BUILD A CAR - F1 デザイン -』日本語版に収録されている、「そうだったんだ!」となるエピソードをもうひとつ紹介しましょう。

2012年のレギュレーション変更で、排気の出口をフロア上面かつ後端に位置させることができなくなりました。エキゾーストブローイングやホットブローイングと呼ばれた、排気のエネルギーを使ってフロアで発生するダウンフォースを増加させる技術を実質的に禁じるためです。

レギュレーション変更によって、テールパイプの出口は2011年までよりもかなり前方、かつ高い位置に置かなければならなくなりました。

条件は厳しくなったものの、排気が持つ空力的なメリットは引き続き享受したい。エイドリアン・ニューウェイ氏がレッドブルの技術者とともに編み出したのが、RB8で採用した「アンダーカット・ダクト」です。

排気はスロープを降りてリヤタイヤの内側に向かい、サイドポンツーン側面に沿った空気の流れは排気と干渉せず、トンネルを通ってフロア後端中央部に向かいます。

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アンダーカット・ダクトが生まれた背景や効果については、CHAPTER 73と74に記述があります。

この技術に関しても、詳細な自筆の解説図が付いています。

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【HOW TO BUILD A CAR】レッドブルRB8のレゾネーターなど [F1]

エイドリアン ・ ニューウェイ HOW TO BUILD A CAR - F1 デザイン -』日本語版を読み進めていくと、「そうだったんだ!」というエピソードがたくさん出てきます。

例えば、2012年のレッドブルRB8が搭載するルノー製2.4L・V8自然吸気エンジンのエキゾーストマニフォールドは、レゾネーター(共鳴器)を備えていました(左側の矢印)。

行き止まりになった筒です。

これ、当時は「中回転域(12000〜13000rpm)のトルクを高める効果がある」などと、ルノーのエンジン技術者から聞いた説明を引用して解説していますが、違ってました。

本のなかでエイドリアン・ニューウェイ氏は真実を明らかにしています。手書きの解説図を添えて。

CHAPTER 74です。

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KERS(運動エネルギー回生システム)のバッテリーは、燃料タンクの下に搭載するのが一般的でしたが、レッドブルは2011年のRB7以降、エンジンとギヤボックスの間に搭載していました(右側の矢印)。

この理由については(やはり、自筆の解説図入り)、CHAPTER 2とCHAPTER 72で解説されています。

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このようなエピソードが盛りだくさんです。正解は『エイドリアン ・ ニューウェイ HOW TO BUILD A CAR - F1 デザイン -』でご確認ください。



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『エイドリアン・ニューウェイ HOW TO BUILD A CAR』日本語版の発売は4月28日 [F1]

エイドリアン ・ ニューウェイ HOW TO BUILD A CAR - F1 デザイン -』の発売日が正式に決まったようで、2020年4月28日です。予約されたみなさな、もうしばらくお待ちください。

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公式Twitterアカウントも立ち上がっています。

最新情報はこちらをご参照ください。



Facebookページはこちら↓
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【WEC】シーズン8(2019-2020年)最新カレンダーとル・マン24時間公式ムービー [モータースポーツ]

シーズン8(2019-2020年)が進行中の、WEC(FIA世界耐久選手権)のカレンダーが更新されました。

状況により、今後も変更の可能性があります。

2月23日に決勝が行われたCOTA6時間で5戦を終了していますので、残りは3戦です。

8月15日 第6戦スパ6時間
9月19日〜20日 第7戦ル・マン24時間
11月21日 第8戦バーレーン8時間

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ル・マン24時間で最終戦を迎えたいところですが、8戦を消化しないと選手権ポイントの面で不公平になるので、11月に今季2度目のバーレーン戦が設けられています。

ル・マン24時間はいつもなら一年で最も日が長い夏至の時期に行なうのですが、今年は昼と夜の長さが同じになる秋分の日近くに開催(の予定)。

9月19日の日の入りは20時2分なので、本来より2時間ほど早くなります。一方、9月20日の日の出は7時44分で、1時間45分ほど遅くなります。いつもより、夜が4時間弱長い。

レースのスタートとフィニッシュは16時が予定されていましたが、14時30分に変更されました。

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シーズン8の変更版カレンダー発表と同時に、シーズン9は2021年3月より早い時期に始めないことも発表されました。

これらの発表により、シーズン9(2020-2021年)の第3戦として11月1日に決勝が予定されていた富士6時間は、キャンセルが確定しました。

残念ですが、1年おあずけです。

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ところで、ル・マン24時間レースの主催者であるACOは、公式FacebookページとYouTubeチャンネル(いずれも24 Heures du Mans)上で、2019年ル・マン24時間の公式ムービーを公開すると発表しました。

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英語版は4月7日20時(日本時間8日3時)にライブ配信。YouTubeチャンネル上では、4月9日から12日の間で限定公開するそう。

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【WEC】トヨタTSシリーズの「ぬり絵」素材 [モータースポーツ]

WEC(FIA世界耐久選手権)に参戦するTOYOTA GAZOO Racingが粋な計らいをしてくれています。

ぬり絵素材の提供です。クリックして拡大した画像を保存し、ご活用ください。

TOYOTA TS010
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(クリックで拡大)

TOYOTA TS020
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(クリックで拡大)

TOYOTA TS030 HYBRID
Toyota_TS030.jpg
(クリックで拡大)

TOYOTA TS040 HYBRID
Toyota_TS040.jpg
(クリックで拡大)

TOYOTA TS050 HYBRID
Toyota_TS050.jpg
(クリックで拡大)

このままの状態もなかなかいいですねぇ(と、見とれております)

こちらからもダウンロード可能↓


感謝。

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ルノー・メガーヌR.S.トロフィーRとトロフィーのリヤサスなど [クルマ]

ルノー・メガーヌR.S.トロフィーRに乗ったのは2月上旬のことでした。

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レポートはこちら↓



1月にはベースとなったメガーヌR.S.トロフィーに乗っており、いい比較ができました。

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レポートはこちら↓
聖地最速のDNAを継承!ルノー「メガーヌR.S.トロフィー」はキレキレの走りが魅力です
https://www.goodspress.jp/reports/277343/

詳細はレポートで確認していただくとして、「ニュルブルクリンク量産FF車最速」のメガーヌR.S.トロフィーRは、軽量化のため、メガーヌの特徴のひとつである4コントロール(後輪操舵)を取り外しています。

リヤサスペンションの形式はトーションビーム式でベース車と変わりないのですが、覗いてみると……

こちらがメガーヌR.S.トロフィーのリヤサスペンションです。トレーリングリンクはスチールの鋳造品に見えます。

ダンパーが前傾かつやや内傾しているのは、メガーヌの伝統。

Renault Megane R.S. Trophy
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(クリックで拡大)

こちらはメガーヌR.S.トロフィーRのリヤサスペンションです。スチールプレス+溶接に見えます。

ただ、4コントロールを降ろしただけではないのですね。

Renault Megane R.S. Trophy R
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(クリックで拡大)

ボンネットフードも見てみましょう。

下の写真はメガーヌGTのボンネットフードです。スチール製。

Renault Megane GT
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メガーヌR.S.トロフィーRのボンネットフードは、カーボンコンポジット&ファイバーグラス製。

Renault Megane R.S. Trophy R
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見た目も乗り味もサウンドも、かなり刺激的でした。

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