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2021-22WEC/2022IMSAからLMDhを導入 [モータースポーツ]

2020年1月24日に発表された情報をまとめておきます。「LMDh」と名づけられた規定に合致した車両なら、WECとIMSAの双方のカテゴリーに参戦できるようになります。

自動車メーカーの参戦を促す内容で、WECは2021-2022年シーズン(9月に開幕)から。IMSAは2022年シーズン(1月に開幕)から適用されます。

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LMDh(Le MansとDaytonaにh=ハイブリッド?の組み合わせ)は、2020-2021年シーズンからWECに導入されるハイパーカー(LMPH)規定と、IMSAでは2022年に導入される予定だった現行DPiの進化版、DPi 2.0を構成する要素をベースに、すり合わせを行います。

DPiは現行LMP2シャシーをベースに、参戦自動車メーカーが独自の外観とエンジンを与えた車両です。DPi 2.0はその進化形で、シャシーを製造するのはこれまでと同様、オレカ、ダラーラ、リジェ、マルチマチックの4社に限定されます。

さらに、リヤに共通仕様のKERS(運動エネルギー回生システム)を搭載します(WECのLMPHは、ハイブリッド化する場合、フロントにモーターを搭載する決まり)。

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技術的な詳細は3月第3週のスーパーセブリングで発表されるそう。どんなアナウンスがあるのか、内容が楽しみです。

貴重なシーンが満載の公式動画↓

コンバージェンス(Convergence)が合言葉になっています。直訳すると「集中」とか「収束」になりますが、ACO(ル・マン24時間レースの主催者)とIMSAが手を組んでまとめるLMDhの場合は、「異なる規格をすり合わせて共通化すること」といった意味合いになるでしょうか。

ところでこの動画、『フォードvsフェラーリ』に関係の深いドライバーも出ている?



LMDhの導入は、現在、DPiでIMSAに参戦しているマツダが、ル・マン24時間に復帰するにあたってのハードルを低くしたと見ることもできそうです。

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