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ロータリーエンジンも参戦可能なWECハイパーカー・クラス [モータースポーツ]

2019年12月4日に行われた「FIA世界モータースポーツ評議会」の決議を経て、WEC(FIA世界耐久選手権)の2020-2021年に導入される最上位クラス、通称「ハイパーカー」クラスのテクニカルレギュレーションがアップデートされました。

アップデート版のPDFは、12月11日付けでしれっとFIAのホームページにアップロードされております(誰でもダウンロード可能)。

2018年12月5日に発行されたレギュレーションでは、「ル・マン・プロトタイプ(LMP)」の表記でしたが、

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2019年12月4日発行のレギュレーションでは、「ル・マン・プロトタイプ・ハイパーカー(LMPH)」になっています。

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2018年バージョンでは、エンジンの次ぎにコンプレッサーインレットの項目が並んでいますが、

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最新バージョンでは、エンジンの次ぎに「ロータリーエンジン」の項目が追加されています。

2020_LMPH_2b.jpg

でもって、エンジンの仕様に関する項目に目を移すと、2018年バージョンでは「往復運動をするピストンを持った4ストロークエンジンのみ認める」と記載されていますが、

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最新バージョンでは「4ストロークエンジンのみ認める」となっており、ビスポーク(専用設計)のエンジンに関しては、「可変ジオメトリー機構は認めない」ものの「ロータリーエンジンは除く」との記述があります。

2020_LMPH_3b.jpg

つまり最新バージョンでは、ロータリーエンジン搭載車での参戦を認める(禁止していない)内容にアップデートされているわけです。

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これって、何かの布石? 勝手に期待しますヨ。

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