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HondaのF1パワーユニット競争力推移 [F1]

ホンダのパワーユニットを搭載するレッドブル所属のマックス・フェルスタッペンが、今季2度目のポールポジションを獲得しました。メルセデスやフェラーリを抑えてのトップタイムです。

ラップタイムからパワーユニットの性能のみを抽出するのは困難ですが、少なくとも劣ってはいないことは想像できます。

『東京モーターショー2019』開催期間中の11月3日、東京ビッグサイト会議棟でシンポジウムが開かれました。

「学生フォーミュラ×モータースポーツ・エンジニア」

モータースポーツに夢を!

〜日本メーカーの活躍が若い技術者に与える未来へのヒント〜


です。YouTubeでライブ配信があったので、ご覧になった方がいるかもしれません。

「日本メーカー」側の講演者のひとりは、HRD Sakura F1パワーユニット総責任者の浅木泰昭さんでした。

10分間の講演では何枚かのスライドを見せてくれたのですが、そのうちの1枚がこれ。

F1パワーユニットの競争力の推移(推定)です。

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競合他社のエンジン出力(縦軸)は、GPSデータをもとに解析した推定値。2015年からF1に参戦したホンダは、準備不足がたたって大きく出遅れたことを示しています。

と同時に、急速に性能を向上させていることが伝わってきます。2019年の後半(Second Half)を見ると、競合の伸び代はまだ解析できていないものの、いい線いっていそうなことがわかります。

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(クリックで拡大)

頼もしい状況で、不断の努力のたまものです。

「苦しい思いをしながら世界一になるなかで、危機を乗り越えられるエンジニアが育つ。ぜひウチにきて、優秀なエンジニアになって」と、浅木さんは学生にメッセージを送っていました。

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世界一、近づいてきましたね。

https://www.facebook.com/serakota/

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