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【人テク2019】ショーワの軽量リヤデファレンシャル [クルマ]

今回も視界の隅で捉えたパターンです。このパネルに吸い寄せられるようにして、気がついたらブースに足を踏み入れていました。最近ちょっとデフを(主に資料上で)目にすることが多いので……。

ショーワ(SHOWA)のブースです。

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(クリックで拡大)

小型車および軽自動車向けの、4WD用のリヤデファレンシャルです。パネルのイラストがH社のあのコンパクトカーに見えますね。

第2世代と第3世代が展示してありました。第2世代が現行品、第3世代は開発品で、2020年以降の量産化を目指しているそう。

左端の光沢のある円筒形部品はカップリングユニット(ビスカスカップリング。フロントからリヤに駆動力を伝達する、速度差感応型のデバイス)です。

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第1世代は軽トラック用を乗用車用に転用していたため、大きく重かった(15kg)そう。それを乗用車専用に開発したのが第2世代(9kg)。

もっと軽く、フリクションを低減しようと開発中なのが第3世代で、ギヤの背面を肉抜きするなどして500g軽量化したそう。

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肉抜きの様子がわかるでしょうか。

第2世代
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第3世代
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軸を支えているベアリングをテーパーローラーベアリングから、複列アンギュラ・ボールベアリングに(体格をほとんど変えずに)変更したのも特徴のひとつで、35%の低フリクション化を果たしたと説明しています。

軸を回して新旧の差を体感できるようになっていましたが、「誇張していない?」と思うほどに差がありました。第3世代は明らかに軽い。

冒頭のパネルには、20km/hに達したところでアクセルを戻し、惰性で走った際の様子を比較した図が載っています。フリクションが小さい第3世代は、惰性走行距離が4%伸びたそう。

停止寸前の振る舞いも異なり、カクッとなってしまう第2世代に対し、第3世代はスーッと停止するのだとか。

燃費に貢献するのはエンジンばかりではないことを示す事例のひとつです。

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「よかったらどうぞ」と差し出されて遠慮なく受け取りました。ピニオンシャフトのコーティングに用いているのと同じ、チタンコーティングを施した直尺です。

大変いいモノをいただきました。

https://www.facebook.com/serakota/

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