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【ル・マン24h2019】トヨタのル・マン優勝マーク [モータースポーツ]

時系列でのまとめ、諦めました。これからはトピックごとにお伝えいたします。

下の写真は公開車検1日目(6月9日)の様子。この時点では、いつもの場所にトヨタのトランスポーターが止まっているなぁ、くらいにしか思いませんでした。

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車検が終わって車両の積み込みが終わり、トランスポーターがサーキットに向かって立ち去ろうとする段になって、「あれっ?」となりました。

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2018年のル・マン24時間レースで総合優勝を果たしたことを示すマークが追加されているのに気づきました。

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翌日、サーキットに行ってガレージの裏にあるモーターホーム(エンジニアの詰め所的な機能を果たしています)を確認すると……。

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やはり、優勝マークが追加されていました。

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ガレージの奥にも。

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村田久武TOYOA GAZOO Racing WECチーム代表は、「1個だけじゃ格好がつかない。2つ、3つ、4つと増やしていかないと」と話していました。

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【ル・マン24h2019】6月9日・ショーウィンドウ編 [モータースポーツ]

6月12日になったというのにまだ9日の報告で、時系列での日記的なまとめは失敗だったかと思い始めております。路線変更しようかな、どうしようかな……。

ともかく、公開車検1日目のつづきです。いつものように、公開車検が行われているレピュブリック広場の周辺(といっても路地2〜3本)を散策してみました。

広場に面したカフェです。こういうカフェでのんびり過ごしたいといつも思うのですが、せわしなく歩き回ってしまいます(結局、1万歩超え)。

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レピュブリック広場周辺にあるお店のショーウィンドウを覗くのも楽しみのひとつです。

めがね屋さんのショーウィンドウ。

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お店の外観はこんなふう。

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洋服屋さんです。

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こちらはグッズショップで、ル・マン24時間の公式グッズが並んでいます。このキャリーバッグ、大人が持ち歩いたらおかしいでしょうか。

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食料品屋さん。

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本屋さん。

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ショーウィンドウにへばりついて、「あれ? これ何屋?」と思って少し離れ、お店を見上げたら……。

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肉屋さんでした。

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街角では、11日にジャコバン広場で行われる、水素の乗り物のシンポジウムを告知していました。大いに興味が湧きましたが、サーキットから離れるわけにはいかず断念(涙)。

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【ル・マン24h2019】6月9日編(メディアセンター〜公開車検1日目) [モータースポーツ]

メディアセンターへのアクセスが変更になっていることは、前回のエントリーでお伝えしました。専用ゲートをくぐりぬけると、狭い通路が続いています。

両側が目隠しされています。必要なのか? それよりこれ、公式プログラムが始まったら混雑して大変なんじゃないかと予想。

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メディアセンターはピットビルの3階にあります(フランス流に表現すると2階)。

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3階に上がって下を覗いたら、ピットレーンへのアクセスが、出場枠を2台分増枠(60台→62台)したために追加された臨時のピットでふさがれている様子が見えました(ユナイテッド・オートスポーツが使用)。

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端から端までやけに長いメディアセンターです。サーキットでのイベントは始まっていないので、まだ閑散としています。

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どことなく古風な飾り付け。

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ピット割など、各種情報が張ってあります。いつもの光景です。

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さて、席が確保できたので、公開車検場に移動します。しかし、メディアセンターから駐車場(矢印の位置)までが遠い(涙)。

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サーキットから7〜8kmでしょうか。ル・マン市内中心地にあるレピュブリック広場で公開車検が行われます。開始(14時から)30分前頃の様子。

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北米チームの93号車と94号車のポルシェ911 RSR(LMGTE Pro)は、Brumos(ブルモス)のヘリテージカラーで登場。

1月のデイトナ24時間でお披露目済みで、詳細はこちら↓
https://serakota.blog.so-net.ne.jp/2019-01-27

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トヨタTS050ハイブリッドも1日目に登場。

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車検場に設けられているステージでは、車検を受ける車両のドライバーが順に登場し、進行役と言葉のやり取りをします。トヨタのドライバーが登場した際は、優勝ドライバーの手形が入った記念プレートが紹介されました。

下の写真は、ステージでの紹介が終わり、裏から搬出されるところ。2018年の優勝ドライバーである、ブエミ、アロンソ、中嶋の手形が入っています。

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路面に埋め込まれ、年月が経つと、このような風合いになることでしょう。

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そのプレートがたくさん埋め込まれていた広場(レピュブリック広場とジャコバン広場の間に位置)に行ってみると、プレートは撤去されていました。改修するのでしょうか。

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【ル・マン24h2019】6月8日〜9日編(滞在1日目〜2日目の途中) [モータースポーツ]

今年のル・マンは時系列に沿った日記調でいきます(途中で気が変わるかもしれませんが)。

6月8日土曜日の夕方にシャルル・ド・ゴール空港のターミナル1に着きました。レンタカーはルノー・クリオのディーゼル。6年前のル・マン取材時に同じ仕様を借りていました。4年前にオペル・コルサを借りたときと同じ場所に止まっていました(過去エントリーを振り返ってみて判明)。

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約230km離れたル・マンに向かいます。途中、1回だけピットストップ。ル・マン到着後も含め、300km弱走った段階での燃費は5.5L/100km(約18.2km/L)。

相変わらず、気持ちのいいクルマです。

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風邪ぎみなこともあって体調がすぐれない(継続中)なこともあり、22時頃にホテルに着き、荷解をしてバタンキュー(死語?)でした。

6月9日日曜日になりました。公開車検1日目です。7時に起きて朝ご飯を食べます。たぶん、この先10日間同じメニュー。

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公開車検が行われるレピュブリック広場に向かう前に、サーキットに行って取材パスを受け取り、メディアセンターで席を確保するのがいつもの行動。

その前に、日曜日の午前中だけ空いているスーパーマーケットに寄ります(通常、日曜日は休業)。サーキットの近くにあります。

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滞在日数分の水を買います。本当はビールも買い込みたいところですが、ホテルに冷蔵庫がないので諦めます。

プロトタイプ(LMP2のリジェJSP217がモデル?)が描かれたエコバッグ(1.1ユーロ)を一緒に買い、買ったものを詰め込みます。

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取材パスはテルトル・ルージュの先、ユノディエールを少し走ると右手に見えてくるMMアリーナで受け取ります(10時頃)。

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去年まで紙のパスだったのに、プラスチック製に変わっていました。

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駐車券も同時に受け取ってサーキットへ。

ピットビル3階にある、メディアセンターへのアクセスが変わっていました。専用の通路があります(まだ、完成していない模様)。

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つづく。

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【人テク2019】ショーワの軽量リヤデファレンシャル [クルマ]

今回も視界の隅で捉えたパターンです。このパネルに吸い寄せられるようにして、気がついたらブースに足を踏み入れていました。最近ちょっとデフを(主に資料上で)目にすることが多いので……。

ショーワ(SHOWA)のブースです。

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(クリックで拡大)

小型車および軽自動車向けの、4WD用のリヤデファレンシャルです。パネルのイラストがH社のあのコンパクトカーに見えますね。

第2世代と第3世代が展示してありました。第2世代が現行品、第3世代は開発品で、2020年以降の量産化を目指しているそう。

左端の光沢のある円筒形部品はカップリングユニット(ビスカスカップリング。フロントからリヤに駆動力を伝達する、速度差感応型のデバイス)です。

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第1世代は軽トラック用を乗用車用に転用していたため、大きく重かった(15kg)そう。それを乗用車専用に開発したのが第2世代(9kg)。

もっと軽く、フリクションを低減しようと開発中なのが第3世代で、ギヤの背面を肉抜きするなどして500g軽量化したそう。

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肉抜きの様子がわかるでしょうか。

第2世代
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第3世代
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軸を支えているベアリングをテーパーローラーベアリングから、複列アンギュラ・ボールベアリングに(体格をほとんど変えずに)変更したのも特徴のひとつで、35%の低フリクション化を果たしたと説明しています。

軸を回して新旧の差を体感できるようになっていましたが、「誇張していない?」と思うほどに差がありました。第3世代は明らかに軽い。

冒頭のパネルには、20km/hに達したところでアクセルを戻し、惰性で走った際の様子を比較した図が載っています。フリクションが小さい第3世代は、惰性走行距離が4%伸びたそう。

停止寸前の振る舞いも異なり、カクッとなってしまう第2世代に対し、第3世代はスーッと停止するのだとか。

燃費に貢献するのはエンジンばかりではないことを示す事例のひとつです。

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「よかったらどうぞ」と差し出されて遠慮なく受け取りました。ピニオンシャフトのコーティングに用いているのと同じ、チタンコーティングを施した直尺です。

大変いいモノをいただきました。

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ゴードン・マレーが設計した「T.50」スーパーカー [クルマ]

ゴードン・マレー率いるゴードン・マレー・デザインはT.50(ティー・フィフティ)と名づけたスーパーカーを発表しました。製造は関連会社のゴードン・マレー・オートモーティブが行います。

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(クリックで拡大)

デリバリーは2022年の早い段階を予定。100台限定で、価格(税別)は200万ポンド(約2億7600万円)以上と発表されています。

ヒップポイントの位置を見ただけで「すげぇ」と口走ってしまいたくなります。ステアリングホイールの下にオレンジの球体が見えますが、お察しのとおりシフトレバーで、あえて6速MT(Xトラック製)を採用。マレーの言葉を借りれば、T.50は「史上最高にアナログなスーパーカー」。

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T.50はコスワースが専用に開発した3.9L・V型12気筒自然吸気エンジンを搭載します。最高回転数は12,100rpm。最高出力は650hp、最大トルクは450Nmと発表されています。

アストンマーティン・ヴァルキリーがやはり、コスワース製V12自然吸気エンジンを搭載しますが、こちらの排気量は6.5L。最高出力/最大トルクは1000bhp/740Nmです。

最高回転数は11,100rpmです。T.50はプラス1000rpmの余裕ならぬ快感? ヴァルキリーを意識したのでしょうか(でしょうねぇ)。

ドライバーズシートは、かつてのマクラーレンF1と同じで、センターに配置されています。その両脇にパッセンジャーズシートを配置(つまり、乗車定員は3名)。

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エンジンの後方でブルーに着色された部分は空気の流路で、後端に直径400mmのグランドエフェクト・ファンが見えます。言うまでもなく、いや、言わずにはいられませんが、マレーが設計したブラバムBT46Bからの引用です。つまり、T.50は(アクティブ制御の)ファンカー。

フロアで必要なダウンフォースを発生させるコンセプトなので、T.50には(固定式の)ウイングがありません。

軽さにこだわったのもT.50の特徴で、車重は980kgになる予定(もちろん、カーボンモノコックを採用)。「世界で最も軽量で、ドライバーにフォーカスしたスーパーカー」だとマレーは説明しています。軽いことによって、スリル・オブ・ドライビングが味わえると。

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(クリックで拡大)

T.50の全長は4380mm、全幅は1850mmで、フットプリント(全長×全幅)はポルシェ911より小さいと、コンパクトさを強調しています。そのうえで、3名の乗員が快適に過ごせるスペースと十分な荷室を用意していると。

公式動画です↓

「(マクラーレン)F1はいまでに最軽量のスーパーカーの部類に入り、車重は1100kgだった。過去15年のスーパーカーの車重を調べたら1400kgあったので、(T.50は)1000kg以下をターゲットにした」などと説明していますね。



続報が楽しみです。

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【人テク2019】プレチャンバー2態(アクティブ&パッシブ) [モータースポーツ]

F1やWEC、SUPER GTなどでさんざん話題に上がっているプレチャンバーですが、量産車の分野でもエンジンの熱効率向上を実現する手段のひとつとして開発が続けられています。

『人とくるまのテクノロジー展2019横浜』では、タイプの異なるプレチャンバーが展示されていたので、お知らせしておきます。

下の写真はマーレ・パワートレーン(Mahle Powertrain)の例で、λ1.6以上のウルトラリーン(超希薄)燃焼を実現するための手段として展示。

青く着色された部分がプレチャンバー(副室)です。黒く見える部分がメインチャンバー(主室)で、直噴インジェクターによって、ここに極めてリーンな混合気を形成します。このままでは混合気が薄すぎて着火しないので、プレチャンバーの出番というわけです。

プレチャンバーで着火に必要な混合気を形成し、点火プラグで着火すると、噴孔から火炎が勢いよく噴きだし、リーンな混合気を一気に燃焼させる仕組み。

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ジェット噴流が噴き出す噴孔部分のアップです。

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マーレは、「マーレ・ジェット・イグニッション(MJI)」と名づけています。

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AVLもプレチャンバーを展示していました。

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こちらはインジェクターを1本しか使っていません。

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金色の部品に点火プラグがねじ込んであり、先端にプレチャンバーが形成されています。マーレのMJIとは異なり、こちらはストイキ(理論空燃比)での燃焼を考えています(NOxの処理など、エミッションの問題があるので……)。ジェット噴流による急速燃焼により、効率向上を狙う考えです。

燃料はタンブルに載せるようにして噴射。主室で形成された混合気は、圧縮行程で噴孔を通じてプレチャンバー内に押し込まれます。

プレチャンバー内にインジェクターを設け、この中で独自に混合気を形成するMJIのようなタイプを「アクティブ・プレチャンバー」、主室内で形成した混合気を副室に押し込むタイプを「パッシブ・プレチャンバー」と呼びます。

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「特許申請中」なので、プレチャンバーの「断面はお見せできない」とのことでした。点火プラグまわりの熱をどうやってシリンダーヘッドに逃がすかが課題だそう。

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タイプは同じでも、開発する会社によって仕様は異なります。他社の例は『MOTOR FAN illustrated - モーターファンイラストレーテッド - Vol.150 (モーターファン別冊)』で紹介していますので、気になる方はぜひ。

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【人テク2019】トヨタTS050ハイブリッドのDC-DCコンバーター [モータースポーツ]

『人とくるまのテクノロジー展2019横浜』の見聞録です(今回はあまり時間がなく、見落とし確実なのが心残り)。初登場のマレリについては以前のエントリーでお知らせいたしました。

https://serakota.blog.so-net.ne.jp/2019-05-23

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へー、ずいぶんイメージ変わったなぁとブースを眺めていたら、視界の片隅で見覚えのあるロゴと色づかいと形をしたものを捉えました。

マニエッティ・マレリの製品です。

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老眼殺しの小さな文字を丹念に追っていくと、「2018 TOYOTA LE MANS WINNER」の文字が。

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なんと、トヨタTS050ハイブリッドが搭載するDC-DCコンバーターでした。初公開に違いありません。「DUAL」の文字が示すように、リチウムイオンバッテリーに蓄えた高電圧(350-850V)を、電装品に使う12Vと48Vの2種類の電圧に変換します。

サイズは115×60×190mm。第一印象は「小さっ!」でした。

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穴がいっぱい開いていますね(と、雑な説明)。

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ザイテック(Zytek)のブースにも、モータースポーツ用のDC-DCコンバーターが展示してありました。やはり、12Vと48Vのデュアルです(入力電圧は500-900V)。

こちらは出力を公表しており、最大1.2kW。サイズは125×70×235mmで、重量は1.1kgです。こちらは空冷。

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今年も行った甲斐がありました。

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