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フォーミュラEのモーターはどうなってる?(ZF編) [モータースポーツ]

MOTOR FAN illustrated - モーターファンイラストレーテッド - Vol.151 (モーターファン別冊)』ではF1に加え、フォーミュラEもレポートしています。

ZFがベンチュリーと技術パートナーシップを結んでシーズン3(2016/17年)から参戦しており、彼らの取り組みを例に、電動パワートレーンとダンパーの開発についてまとめています。

1. ZFはなぜフォーミュラEに挑戦するのか

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2. 電動パワートレーンとダンパーの開発プロセス

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3. パワーエレクトロニクスにSiCを採用

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ZFはヴェンチュリーの最新フォーミュラEマシン(Gen2)に搭載する電動パワートレーンの様子を公開しています。

左側の黒っぽい箱がインバーター、中央の円筒は最高出力250kWのモーター、変速機構はなく(シングルギヤ)、右端の円盤状のパーツはファイナルドライブユニット。

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第1世代車両(Gen1)の1年目(シーズン1:2014/15年)から、開発が解禁されたシーズン2(2015/16年)以降の電動パワートレーンの様子は、『Motor Fan illustrated特別編集 Motorsportのテクノロジー 2014-2015』以降、『2015-2016』『2016-2017』『2017-2018』『2018-2019』年版で紹介しています。

シーズン1の共通インバーターはこんな感じで、共通バッテリーの上に搭載されていました。

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共通の5速ギヤボックスはこんなふう。

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バッテリーとギヤボックスの間にベルハウジングがあり、その内部に共通モーター(最高出力200kW)が収まっていました。

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最新版はずいぶんコンパクトにまとまっています。



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