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BMWの2019年型DTM車両(2018年型との比較) [モータースポーツ]

BMWはスーパーGT GT500クラスと共有する「クラス1」レギュレーションに合致した2019年型車両、BMW M4 DTMの概要を発表しました。GT500は2020年からクラス1規定を導入します。

最大の変更点は、4.0L・V8自然吸気エンジン(P66)から、2.0L・直4直噴ターボ(P48)に切り替わること(2014年以降のGT500と同じ)。2018年仕様との比較写真から、2019年DTM車両の概要を見ていきましょう。

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数値は公表されていませんが、新しい2.0L・直4直噴ターボ(P48)エンジンは、V8時代よりも少ない燃料消費で大きなパワーを発生すると説明しています(①)。ちなみに、V8時代は「500bhp以上」と発表されていました。

クラス1レギュレーションに対応したため、ナンバープレート(の台座)を付けなくてもよくなりました。その結果、冷却システムのための開口部を大きくすることができたと説明しています(②)。

ボンネットフード上の開口部は、インタークーラーの冷却もあって大きくなっています(③)。

30PSのパワーを上乗せする「プッシュ・トゥ・パス」機能が追加されました(④)。

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リヤウイングは、2018年型よりも520mmワイドになったと説明しています(①)。現行GT500に合わせる格好と説明していますので、幅は1900mmでしょうか。2018年型は2枚翼でしたが、2019年は1枚翼。DRSは継続採用(ウイングを後ろに倒すタイプ)。

ディフューザーは2018年型に対して30mm低くなり、跳ね上げの起点は870mm後ろにずらされました(②)。ダウンフォースは減る方向。

リヤのウインドスクリーンには、室内ベンチレーション用の開口部が設けられました(③)。

最低重量は981kgとされました(ドライバーと燃料を除く)。2018年は1031kgだったので、50kg減です(④)。パワーウエイトレシオは1.6kg/hpと発表。逆算すると、613hp以上出ていることになります。最高速は300km/hに達すると説明。

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フロントスプリッターは90mm短くなりました(①)。ダウンフォースは低下する方向。前方への月田資料が減るので、BMWは「ホイール・トゥ・ホイールのバトルでのロバスト性が上がる」(接近戦でダメージを負う可能性が減る)と説明しています。

排気システムは完全新設計になり、テールパイプはV8時代よりも短くなって、ドアの中央部に出口があります(②)。V8時代に左右にあったテールパイプは、右サイドのみになりました。現行GT500と同じです。

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安全性を向上する目的で、ドライバーの背後にファイヤーウォール(隔壁)が新設されました。その流れでルームミラーは廃止され、リヤビューカメラとディスプレイの組み合わせで後方を確認する仕組みに改められています(①)。

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2018年型と2017年型を比較した記事はこちら↓
https://serakota.blog.so-net.ne.jp/2018-03-04

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