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【WEC富士6時間2018】修正版EoTと26kgのバラストはどこに積んでいる? [モータースポーツ]

なんと、予選日になって修正版EoT(技術均衡調整)が適用されることになりました。金曜日のフリー走行を行ってみたところ、EoTが不十分であることが判明。LMP1ハイブリッド(つまりトヨタ)とLMP1ノンハイブリッド勢のパフォーマンスの差を縮めるべく、ノンハイブリッド勢を優遇する調整を行ったというわけです。

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第3戦シルバーストン(全長5.901km)6時間時点でのEoTはこちら。

2018-2019 Super Season EoT Rd.3 Silverstone 6 Hours
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第4戦富士6時間(全長4.563km)の修正版EoTはこちら。

2018-2019 Super Season amended EoT Rd.4 Fuji 6 Hours
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第2戦ル・マン24時間から第3戦シルバーストン6時間にかけての修正点はこちらをご覧ください↓
https://serakota.blog.so-net.ne.jp/2018-07-20

LMP1ノンハイブリッドの自然吸気エンジン搭載車(リベリオン/ドラゴンスピード)に対しては、1周あたりエネルギー量を1.5MJ増量、ターボエンジン車(バイコレス/SMP)に対しては1.4MJ増量する修正が施されました。

それでも予選の最速ラップタイムはトヨタTS050ハイブリッドが記録していますし、平均ラップタイムでもトヨタに分があります。ま、トヨタとノンハイブリッド勢のパフォーマンスが逆転するようでは興ざめもはなはだしいわけですが……。

maxspeed_wec_2018_fuji.jpg

2017年は連日ウエットだったので、ドライだった2016年(LMP1ハイブリッドの最大燃料流量は80.6kg/h)の記録を引っ張り出しています。

最高速が23km/hも落ちていますが、2018年の場合は計測地点ですでにリフト&コースト状態に入っているから。ラップタイムは2016年とほとんど変わっていません。LMP1ノンハイブリッド勢とのキャラクターの違いでいうと、セクター1はノンハイブリッド勢に分があり、セクター2は同等、セクター3はトヨタが優勢という状況のよう(村田久武TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表談)。

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ところで、富士6時間から搭載が義務づけられた26kgのバラストですが、26kgのかたまりをドンと載せているわけではありあせん。大部分の重量は重心点に近い燃料タンク下に積んでいますが、重量(バラスト)の一部をフロントあるいはリヤに振り分けて搭載し、前後重量配分の適正化を図っています。

フリー走行ではフロントに振ったりリヤに振ったりして最適点を探す作業を行ったそう。26kgの重量増はハンデには違いありませんが、少しでも車体やドライバーの負担を軽くするよう努力しています。

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