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【WEC富士6時間2018】トヨタTS050ハイブリッドの最低重量は26kg増の904kg [モータースポーツ]

WEC(FIA世界耐久選手権)2018-2019スーパーシーズン第2戦ル・マン24時間の結果を受け、第3戦シルバーストン6時間(8月19日決勝)を前に、LMP1ハイブリッド(トヨタTS050ハイブリッド)とLMP1ノンハイブリッドの改訂版EoT(技術均衡調整)が発表され、適用されました。

7月に報告しています↓
ノンハイブリッドにテコ入れしたEoT見直し(表組あり)
https://serakota.blog.so-net.ne.jp/2018-07-20

ノンハイブリッド勢に対してずいぶん優遇したのに、第3戦シルバーストン6時間はハイブリッドのトヨタが圧勝しました。ワークスとプライベーターの技術力の差が改めて浮き彫りになった格好です。

前回の策が不十分だったので、さらなる均衡化を図るべく、第4戦富士6時間(10月14日決勝)では新たなEoTが導入されることになりました(トヨタの同意によって)。

WEC_6Hours_Fuji_2018.jpg
(クリックで拡大)

LMP1ハイブリッド(くどいようですが、すなわちトヨタTS050ハイブリッド)の最低重量は26kg増やされて904kgになります。

LMP1ハイブリッド(トヨタ):904kg(+26kg)
LMP1ノンハイブリッド/ターボ(バイコレス/SMP):833kg
LMP1ノンハイブリッド/自然吸気(リベリオン/ドラゴンスピード):818kg

また、シルバーストン戦ではトヨタの方がノンハイブリッド勢よりも長いスティントで走っていたので、これを補正する1周あたり燃料使用量割り当て(ノンハイブリッド勢の割り当てを増量)が導入されます。給油時間を補正するため、給油リグのリストリクター径は大きくする方向。

技術力の差がありすぎて、均衡策も大変ですね(と皮肉を込めて)。

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