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【WEC 2018】BRエンジニアリングBR1 その2 [モータースポーツ]

BR1がダラーラ製である証拠に、コンポーネント(フロントカウルだったかな?)が入っていた箱には「dallara」のテープが(何かを隠すように)べたべた貼ってありました。

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フロントバルクヘッドを見ます。フットボックスが高い位置にあるのはLMP2のP217と同じですが、逆台形の断面は明らかに小さい(幅が狭い)ですね。

BR Engineering BR1(LMP1)
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P217と見比べてみましょう。電動パワーステアリングはKYB製。トーションバースプリングを用いたフロントサスペンションの構成も同じでしょうか。

Dallara P217(LMP2)
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ついでの他のLMP2も見てみましょう。リジェJSP217とは、バルクヘッドの断面が逆台形な点で共通しています。

Ligier JSP217(LMP2)
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こちらはオレカ07。やはり、電動パワーステアリング(EPS)はKYB製。隠れて見えませんが、リジェJSP217のEPSもKYB製です。

Oreca 07(LMP2)
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LMP1シャシーの定番で、フロントタイヤとモノコックの間、フロントアンダーパネルからサイドポンツーンに抜ける空気の流路に、列を成したターニングベーンを配置しています。フロントタイヤの接地面を起点に発生する乱流の制御は、カテゴリーを問わず重要な課題。

IMG_8497.jpg

フロントアンダーパネルのストレーキも凝ったつくり。

BR Engineering BR1(LMP1)
IMG_9566.jpg
IMG_9543.jpg

ちなみにオレカ07はこんなふう。

Oreca 07(LMP2)
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