【WEC 2018】トヨタTS050ハイブリッド2018年仕様 [モータースポーツ]
TOYOTA GAZOO RACINGはWEC公式テストのPROLOGUEに、2台のトヨタTS050ハイブリッド2018年仕様を持ち込みました。30時間シミュレーションに参加する7号車はル・マン24時間を念頭に置いたロードラッグ仕様です。
ストレーキなど細かな部分に限ってアップデートしていると、テクニカルディレクターのパスカル・バセロンは教えてくれました。フロントタイヤ後方の小ぶりなフィンもその一部でしょうか。ずいぶん複雑な造形になっています。
リヤです。
矢印のパーツは2017年仕様にはなかったような……。
相変わらず凝ったつくりのプレスキット入りUSBメモリー。
コクピット内部の画像データを提供してくれました。矢印の先にあるのが新装備のデジタルリヤビューミラー。量産車でもおなじみの技術ですね。
ルーフ後端のカメラでとらえた映像を表示します。
新たにパートナーになったジェンテックス(GENTEX)社の技術。サイドポンツーン上面にロゴが追加されています。
一方、30時間シミュレーションに参加しない8号車は、基本的に2017年最終戦バーレーンを走ったハイダウンフォース仕様で走行。開幕戦スパは2台ともロードラッグ仕様で臨み、第2戦ル・マンも同様。8月の第3戦シルバーストンにアップデートしたハイダウンフォース仕様を投入するプラン。
30時間シミュレーションはまだ19時間と少し残っていますが、ハイダウンフォース仕様の8号車は92周を走って1分32秒662を記録(1周5.791km)。ロードラッグ仕様の7号車は287周を走って1分34秒655を記録しています。
2016年のトヨタTS050ハイブリッドの最速タイムは1分38秒273でしたから、8号車は5.6秒、7号車は3.6秒速いタイムを刻んでいます。LMP1ノンハイブリッド勢の最速はSMPレーシング(BRエンジニアリング/AER)の11号車で、1分38秒128です。2年前のLMP1ハイブリッド並みのタイムで走っていることになります。
LMP1ハイブリッドのトヨタ勢はノンハイブリッド勢に対してクラス違いの速さを見せつけていますが、真の実力差と判断するのは早計のよう。つまり、からくりあり……。現時点でこれだけの性能差があると、開幕までに追加BOP(性能均衡調整)が入る可能性は高いですからね。
http://www.facebook.com/serakota
ストレーキなど細かな部分に限ってアップデートしていると、テクニカルディレクターのパスカル・バセロンは教えてくれました。フロントタイヤ後方の小ぶりなフィンもその一部でしょうか。ずいぶん複雑な造形になっています。
リヤです。
矢印のパーツは2017年仕様にはなかったような……。
相変わらず凝ったつくりのプレスキット入りUSBメモリー。
コクピット内部の画像データを提供してくれました。矢印の先にあるのが新装備のデジタルリヤビューミラー。量産車でもおなじみの技術ですね。
ルーフ後端のカメラでとらえた映像を表示します。
新たにパートナーになったジェンテックス(GENTEX)社の技術。サイドポンツーン上面にロゴが追加されています。
一方、30時間シミュレーションに参加しない8号車は、基本的に2017年最終戦バーレーンを走ったハイダウンフォース仕様で走行。開幕戦スパは2台ともロードラッグ仕様で臨み、第2戦ル・マンも同様。8月の第3戦シルバーストンにアップデートしたハイダウンフォース仕様を投入するプラン。
30時間シミュレーションはまだ19時間と少し残っていますが、ハイダウンフォース仕様の8号車は92周を走って1分32秒662を記録(1周5.791km)。ロードラッグ仕様の7号車は287周を走って1分34秒655を記録しています。
2016年のトヨタTS050ハイブリッドの最速タイムは1分38秒273でしたから、8号車は5.6秒、7号車は3.6秒速いタイムを刻んでいます。LMP1ノンハイブリッド勢の最速はSMPレーシング(BRエンジニアリング/AER)の11号車で、1分38秒128です。2年前のLMP1ハイブリッド並みのタイムで走っていることになります。
LMP1ハイブリッドのトヨタ勢はノンハイブリッド勢に対してクラス違いの速さを見せつけていますが、真の実力差と判断するのは早計のよう。つまり、からくりあり……。現時点でこれだけの性能差があると、開幕までに追加BOP(性能均衡調整)が入る可能性は高いですからね。
http://www.facebook.com/serakota