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【デイトナ24時間2018】「ダン・ガーニーをしのんで」なフォードGT [モータースポーツ]

デビューから3シーズン目を迎えるフォードGT(GTLM)ですが、相変わらず異彩を放っています。2018年のデイトナ24時間でデビューレースを迎えるBMW M8 GTEにしても、シボレー・コルベットC7.Rにしても、量産車をベースにGTLM(FIA WECではLM GTE)車両を仕立てていますが、フォードGTは逆で、レース車両を先に設計して量産仕様に要件を織り込んでいます。

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チーム運営はチップ・ガナッシ・レーシングが担当。2018年のレースでグランドマーシャルを務めるチップ・ガナッシ(車両の右側)がガレージを見回っているところ。

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順位表示パネルの前方(上の写真ではカーナンバーを表示中)に、2018年1月14日に亡くなったアメリカ人レーシングドライバー、ダン・ガーニーをしのぶステッカー風のペイントが施してありました。

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ダン・ガーニーが使い始めたことから、「ガーニーフラップ」と呼ばれるようになったデバイスはこちら(矢印)。キャデラックDPi V.R(DPi)での装着例。ウイングの後縁にL字形のパーツを取り付けるだけで手軽にダウンフォースを増やすことができるとして、急速に普及し一般的になりました。

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フォードGTが属するGTLMカテゴリーでは「ガーニー(Gurney)」としてガーニーフラップの最低高さが規定されていますが、プロトタイプ(DPi/LMP2)は同じデバイスを指すのにウィッカー(Wicker)の表記で最低高さが規定されています。

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