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【F1日本GP2017】メルセデスAMGのギザギザなど [F1]

2016年までに比べて自由度が大幅に増したバージボードエリア、過激に進化しています。フロントサスペンションのロワーアーム〜アップライト〜フロントウイングのトレーリングエッジ〜ノーズに囲まれたエリアをできるだけ広くし(黄色い線で囲まれた部分)、そこから取り込んだ空気を緻密に制御して空力性能を高めようという考えでしょう。

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バージボードエリアに寄ってみます。空力パーツがギザギザしていますが、このギザギザの目、どんどん細かくなっています。メルセデスはロワーアームのマウント位置を高くするために、アップライトにエクステンション(矢印)を設けてアッパーアームのマウント位置を高くしています(上下アームの適正な間隔は保ちたいので)。

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メルセデスAMG W08 EQパワー+は、ノーズの脇に湾曲した三角形のパネルが取り付けられているのが特徴ですが、第16戦日本GPには仕様違い(新旧?)が持ち込まれていました(矢印)。

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ギザギザエリアを斜め前方から見てみます。メルセデスの例ですが、露骨に横を向いているパネルもありますね。カラーリングが施してある最外側のパネルはウイングを横倒しにしたような形態です。

MERCEDES-AMG W08 EQ POWER+
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上のアングルでは隠れて見えませんが、フロアの前端にもギザギザした処理が施してあります。ギザギザの目、クルマ全体で一体いくつあるのでしょう。

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バージボードエリアがギザギザしているのは他のチームも同じですが、全体の構成やディテールはチームによって異なります。

RENAULT R.S.17
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McLAREN MCL32
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リヤも少し。ドライブシャフト(矢印)をロワーアームの後ろ側レッグやトーコントロールロッドと一緒にシュラウドで覆うのは近年の定番。これも空力のため。

MERCEDES-AMG W08 EQ POWER+
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マクラーレンはもっとシンプル(大胆?)にまとめていますね。

McLAREN MCL32
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