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【WEC富士6時間2016】2015年とのタイム/最高速比較 [モータースポーツ]

WEC富士6時間耐久レースの2015年と2016年の記録を比べてみると、ずいぶん状況が変化していることがわかります。まずは、予選タイムの比較から。各マニュファクチャラー2台ずつ出走しているうちの上位を抽出してランクしています。

2015年/2016年予選タイム比較
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ポールポジションのラップタイムが昨年に比べて落ちていますが、主な原因は出力に影響を与える燃料流量が昨年比で約10%削減されていることです。使える燃料が10%減っているので、出力も相応に低下しており、それがラップタイム低下につながっています。

しかしトヨタだけは別で、2015年より1.333秒も速いタイムを記録しています。エンジンの熱効率が上がったのと、エネルギー貯蔵装置をキャパシタからリチウムイオンバッテリーに変更した効果が大です。トヨタがタイムを短縮した結果、3マニュファクチャラーのタイムがとても拮抗しています。

予選結果はふたりのドライバーのベストタイムの平均が反映されますが、1周のベストタイムを記録したのはトヨタ6号車をドライブした小林可夢偉選手で、1分23秒239でした。シミュレーションで算出したタイムよりも速かったそう。

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セクタータイムを見てみましょう。左からセクター1/セクター2/セクター3です。

2015年セクタータイム
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2016年セクタータイム
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「コース特性がクルマの特性とマッチした」と、トヨタの村田久武レーシングハイブリッド・プロジェクトリーダーは説明していましたが、ダウンフォースが必要なセクター3でトップタイムを記録している点(2015年比0.510秒短縮)に注目ですね。タイヤ選択もうまくいっているようです。

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最高速です。

2015年/2016年最高速比較
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チーム代表のアンドレアス・ザイドルは、「コースに合わせて最適化しただけ」と説明していましたが、ポルシェの最高速とセクタータイムからは、919ハイブリッドがロードラッグ指向の空力パッケージからハイダウンフォース指向に転換したことが推察できます。

各マニュファクチャラーとも決勝に向けてセットアップを変更してくるので、予選での位置関係がそのまま決勝に持ち越されるとは限りません。が、いずれにしても激しい戦いになることは間違いなさそうですね。

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