Honda 4モーターEVコンセプト [モータースポーツ]
先日のエントリーで、ホンダのF1パワーユニット(RA616H)が、MGU-KやMGU-Hをレースと予選でどのように使っているか、AUTOSPORT 2016年 10/21 号 [雑誌] (オートスポーツ)で紹介している旨を記しました。
実はWEC富士6時間耐久レースを見据えて、トヨタTS050ハイブリッドのル・マン走行データロガーも掲載しているのですが、同じ号で2016年のパイクスピークに出場したホンダの4モーターEVコンセプトも取り上げられており、個人的には盛りだくさんです(というか、締め切り厳しかったです)。
取材したのは夏真っ盛りな8月上旬でした。空気の薄いところを走るので、空力的に派手な造形になるのがパークスピーク車両の特徴です。
こちらが全体像。取材先はモータースポーツの開発を行うHRD Sakuraではなく、量産車の開発を主に行う四輪R&Dセンター(栃木)。その理由も含め、技術的な種明かしは誌面でご確認ください。
車名から推察できるように、4モーターEVコンセプトは各輪あたり1基のモーターを割り当てた電気自動車です。リヤの開口部からモーターを覗くとこんなふう。なかなか見ごたえのある風景です。
その下のディフューザー部。
リチウムイオンバッテリーは量産NSXと同様、シートの背後だけに収まっています。
吊り下げ式の2ペダルを採用。
フロントサスペンションは量産NSX用を流用しています。
リヤも量産品を流用していますが、NSX用ではありません。
http://www.facebook.com/serakota
実はWEC富士6時間耐久レースを見据えて、トヨタTS050ハイブリッドのル・マン走行データロガーも掲載しているのですが、同じ号で2016年のパイクスピークに出場したホンダの4モーターEVコンセプトも取り上げられており、個人的には盛りだくさんです(というか、締め切り厳しかったです)。
取材したのは夏真っ盛りな8月上旬でした。空気の薄いところを走るので、空力的に派手な造形になるのがパークスピーク車両の特徴です。
こちらが全体像。取材先はモータースポーツの開発を行うHRD Sakuraではなく、量産車の開発を主に行う四輪R&Dセンター(栃木)。その理由も含め、技術的な種明かしは誌面でご確認ください。
車名から推察できるように、4モーターEVコンセプトは各輪あたり1基のモーターを割り当てた電気自動車です。リヤの開口部からモーターを覗くとこんなふう。なかなか見ごたえのある風景です。
その下のディフューザー部。
リチウムイオンバッテリーは量産NSXと同様、シートの背後だけに収まっています。
吊り下げ式の2ペダルを採用。
フロントサスペンションは量産NSX用を流用しています。
リヤも量産品を流用していますが、NSX用ではありません。
http://www.facebook.com/serakota
F1日本GPの土曜日2016 [F1]
予選終了後、土曜日の夜7時頃にピットレーンを歩きました。
グランドスタンドは前夜祭で大盛り上がり。びっくりするくらい(というか実際に驚きました)の人が席を埋めていました。
ピットパーチのモニターです(フェラーリ)。夜見ると風情があります。
すでに作業を終えてマシンにカバーを掛けているチームもあれば、鋭意作業中なチームもありました。フェラーリは大がかりな作業中。
レッドブルも同様。
表彰台の下に位置するハースも同様で、チーム代表のギュンター・シュタイナーが作業を見守っています。ドライバーのロマン・グロージャンは帰り際(?)にガレージに立ち寄り、メカニックに声をかけていました。
メルセデスは店じまいするところ。マシンにカバーを掛けています。
そのカバーですが、通常は無地・無彩色。下の写真はザウバー。
メルセデスも含めて複数のチームがシースルータイプのカバーを採用しています。こちらの方が雰囲気ありますね。下の写真はルノー。
マクラーレンはシースルーかつ、赤い照明でライトアップしていました。凝ってますね。
http://www.facebook.com/serakota
グランドスタンドは前夜祭で大盛り上がり。びっくりするくらい(というか実際に驚きました)の人が席を埋めていました。
ピットパーチのモニターです(フェラーリ)。夜見ると風情があります。
すでに作業を終えてマシンにカバーを掛けているチームもあれば、鋭意作業中なチームもありました。フェラーリは大がかりな作業中。
レッドブルも同様。
表彰台の下に位置するハースも同様で、チーム代表のギュンター・シュタイナーが作業を見守っています。ドライバーのロマン・グロージャンは帰り際(?)にガレージに立ち寄り、メカニックに声をかけていました。
メルセデスは店じまいするところ。マシンにカバーを掛けています。
そのカバーですが、通常は無地・無彩色。下の写真はザウバー。
メルセデスも含めて複数のチームがシースルータイプのカバーを採用しています。こちらの方が雰囲気ありますね。下の写真はルノー。
マクラーレンはシースルーかつ、赤い照明でライトアップしていました。凝ってますね。
http://www.facebook.com/serakota
【F1】ルイス・ハミルトン車のフロントウイング(スペア) [F1]
メルセデスAMGのガレージ前にルイス・ハミルトン車のフロントウイングが置いてありました。
スペアのフロントウィングで、上段のウイングに「1st SPARE」、下段に「2nd SPARE」と書いてありました。フリープラクティス3回目までは、1st SPAREと同じ仕様で走っています。
1stスペアと2ndスペアでは、翼端板後部の形状が異なります。1stの方が処理が複雑。
1st SPARE
2nd SPARE
1stスペアはフラップに細かなフィンが付いています。
1st SPARE
2nd SPARE
フロントタイヤの表面温度を計測する赤外線温度センサー(矢印)。
フラップの角度を調節するねじ(矢印)。
http://www.facebook.com/serakota
スペアのフロントウィングで、上段のウイングに「1st SPARE」、下段に「2nd SPARE」と書いてありました。フリープラクティス3回目までは、1st SPAREと同じ仕様で走っています。
1stスペアと2ndスペアでは、翼端板後部の形状が異なります。1stの方が処理が複雑。
1st SPARE
2nd SPARE
1stスペアはフラップに細かなフィンが付いています。
1st SPARE
2nd SPARE
フロントタイヤの表面温度を計測する赤外線温度センサー(矢印)。
フラップの角度を調節するねじ(矢印)。
http://www.facebook.com/serakota
【F1】Honda F1のエネルギー回生&デプロイのマネージメント判明 [F1]
ホンダが貴重なデータを提供してくれました。10月7日(金)発売のauto sport(オートスポーツ)2016年 10/21号(No.1441)に掲載されています。
第9戦オーストリアGPの1周のうち、MGU-K、MGU-H、それぞれどこで回生(発電)し、どこでデプロイ(エネルギー放出)したのかを示した実データを提供いただきました。ほぼそのまま掲載しています。
F1のパワーユニットはMGU-Hで回生した電気をダイレクトにMGU-Kに送っている状況があるなどと伝わっていましたが、そんなことは行っておりません。いったん、バッテリーに蓄えています。
と思えば、「パーシャル回生」なる用語も出てきます。何のことでしょう。詳細は本誌でお確かめください。予選と決勝では、MGU-KとMGU-Hの使い方がまるで異なります。
答えは言いませんが、どちらか一方は、F1エンジンのピストン冠面(一部)です。世界初公開。
エンジンの出力とMGU-Hの回生、どっちを優先するの? という課題を取り上げています。ジレンマがあるのですね。
http://www.facebook.com/serakota
第9戦オーストリアGPの1周のうち、MGU-K、MGU-H、それぞれどこで回生(発電)し、どこでデプロイ(エネルギー放出)したのかを示した実データを提供いただきました。ほぼそのまま掲載しています。
F1のパワーユニットはMGU-Hで回生した電気をダイレクトにMGU-Kに送っている状況があるなどと伝わっていましたが、そんなことは行っておりません。いったん、バッテリーに蓄えています。
と思えば、「パーシャル回生」なる用語も出てきます。何のことでしょう。詳細は本誌でお確かめください。予選と決勝では、MGU-KとMGU-Hの使い方がまるで異なります。
答えは言いませんが、どちらか一方は、F1エンジンのピストン冠面(一部)です。世界初公開。
エンジンの出力とMGU-Hの回生、どっちを優先するの? という課題を取り上げています。ジレンマがあるのですね。
http://www.facebook.com/serakota
F1日本GPの木曜日2016 [F1]
鈴鹿サーキットです。今日は好天でした。
高所でピットレーンカメラを整備する人。怖くて、長時間見ていられません。命綱を付けているとはいえ……。
コクピットには鈴鹿サーキットにコース図。写真はメルセデスAMG。
ハースのメカニックです。ピットストップ練習をする前に、全員そろってストレッチをしていました。
ルノーR.S16です。ボディ同色のフイルムでセンサーの配線を隠していますが、露骨に盛り上がっています。 2016年シーズンのチャンピオンシップを争うというよりも、2017年に向けたデータ収集にシフトしている様子がうかがえます。
ザウバーも同様。リヤのサスペンションアーム〜リヤウイング翼端板に配線が這っていました。
フロアの後端、リヤタイヤの内側にフィンを装着するのが一般的ですが、他の空力アイテムと同様、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)で作るのがフツー(写真はマクラーレンMP4-31)。
再びルノーR.S16ですが、金属を加工して小物アイテムを製作しています。CFRPで製作すると相応の手間と日数を必要とするので、手っ取り早く金属を加工して作ってしまえ、となったのでしょう。ラップタイム短縮を狙うよりも、アイテムの効果を確かめるのが狙い、でしょうか。
多少重たくなったところでチャンピオンシップの行方に影響を与えるような状況ではありませんし。センサーと同様で、2017年のためのリサーチの一環でしょうか。
レッドブルはリカルド車にエアロレイク(空力計測装置)を取り付けていました。金曜日のフリープラクティス1回目はこの状態で出てくるでしょうか。
http://www.facebook.com/serakota
高所でピットレーンカメラを整備する人。怖くて、長時間見ていられません。命綱を付けているとはいえ……。
コクピットには鈴鹿サーキットにコース図。写真はメルセデスAMG。
ハースのメカニックです。ピットストップ練習をする前に、全員そろってストレッチをしていました。
ルノーR.S16です。ボディ同色のフイルムでセンサーの配線を隠していますが、露骨に盛り上がっています。 2016年シーズンのチャンピオンシップを争うというよりも、2017年に向けたデータ収集にシフトしている様子がうかがえます。
ザウバーも同様。リヤのサスペンションアーム〜リヤウイング翼端板に配線が這っていました。
フロアの後端、リヤタイヤの内側にフィンを装着するのが一般的ですが、他の空力アイテムと同様、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)で作るのがフツー(写真はマクラーレンMP4-31)。
再びルノーR.S16ですが、金属を加工して小物アイテムを製作しています。CFRPで製作すると相応の手間と日数を必要とするので、手っ取り早く金属を加工して作ってしまえ、となったのでしょう。ラップタイム短縮を狙うよりも、アイテムの効果を確かめるのが狙い、でしょうか。
多少重たくなったところでチャンピオンシップの行方に影響を与えるような状況ではありませんし。センサーと同様で、2017年のためのリサーチの一環でしょうか。
レッドブルはリカルド車にエアロレイク(空力計測装置)を取り付けていました。金曜日のフリープラクティス1回目はこの状態で出てくるでしょうか。
http://www.facebook.com/serakota
オデッセイ・ハイブリッドちょい乗り [クルマ]
モーターやらインバーターやらバッテリーやらを含め、ハイブリッドシステム(スポーツハイブリッドi-MMD)が進化したと聞いて、楽しみにしていました。
基本的にシリーズハイブリッドで走る制御に変わりありません。つまり、モーター走行が主体。バッテリー容量が少なくなったり、大きな力が必要になったりすると、エンジンが始動して、バッテリーを充電したり、バッテリーの出力をアシストしたりします。おとなしく走っているぶんには、驚くほど静かです。
2.0Lの自然吸気エンジンで1900kgの巨体を走らせていることを考えると、燃費も優秀。気の早い話ですが、電動化技術の次の展開が楽しみになります。
ダンパーはZF傘下のザックス製(Made in Korea)でした。
http://www.facebook.com/serakota
基本的にシリーズハイブリッドで走る制御に変わりありません。つまり、モーター走行が主体。バッテリー容量が少なくなったり、大きな力が必要になったりすると、エンジンが始動して、バッテリーを充電したり、バッテリーの出力をアシストしたりします。おとなしく走っているぶんには、驚くほど静かです。
2.0Lの自然吸気エンジンで1900kgの巨体を走らせていることを考えると、燃費も優秀。気の早い話ですが、電動化技術の次の展開が楽しみになります。
ダンパーはZF傘下のザックス製(Made in Korea)でした。
http://www.facebook.com/serakota
2年越しの編集作業終了 [クルマ]
一生終わらないんじゃないかと思った時期もありましたが、終わりました。終わるものですね。まる2年費やしました。全280ページ。8〜10ヵ月前に出たゲラを見てみたら、構成がプレ入稿と全然違う(涙)。初校と再校ですら、全然違う(もっと涙)。
内容は時機が来たらお知らせします。テーマは「エンジン」です。
下の写真にあるプリントアウト版は確認用で、実際の校正作業はPDFで行いました。
手離れしたら自由になる時間がもっとあると思っていたのですが、そうなっていないのはナゼ?
http://www.facebook.com/serakota
内容は時機が来たらお知らせします。テーマは「エンジン」です。
下の写真にあるプリントアウト版は確認用で、実際の校正作業はPDFで行いました。
手離れしたら自由になる時間がもっとあると思っていたのですが、そうなっていないのはナゼ?
http://www.facebook.com/serakota