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日産車で信州の雪道を走る [クルマ]

長野県の女神湖(北佐久郡立科町)〜霧ヶ峰スキー場(諏訪市)周辺の高原(標高1500〜1700m級)を、日産車を乗り継いで走り回りました。テレビのデータ画面はこの日の気温が−17.3℃まで下がったことを示していましたが、試乗直前には−13℃まで上がり、試乗を終える頃には−5℃まで上がりました。ずっと寒かったことに変わりはありません。おかげで路面の雪は締まっており、走行条件としては恵まれていたと言えそうです。

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最初にエクストレイル・ハイブリッド(4WD仕様)に乗りました。家族で雪山に行くならこのクルマ、という感じですね。コーナリング・スタビリティ・アシスト(各輪ブレーキ制御)というシャシー制御技術を搭載していますが、制御が顔を出すのは、結構攻めた状況に限られそう、というのが走らせたうえでの実感。

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後輪への駆動力配分は、低速コーナーからの立ち上がりで全開加速を試みる、といった状況でようやく行われる感じです。つまり、ごくフツーのドライブなら、(AUTOモード選択時でも)2WD(前輪駆動)で淡々とこなしてしまうポテンシャルを備えています。各種シャシー制御技術や4WDは、「付いていると格段に安心感が増す機能」と実感しました。

ちなみに、スタッドレスタイヤの銘柄はミシュランでした。

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ビーナスライン・車山高原付近の展望駐車場で撮影したエクストレイル・ハイブリッドの写真、クルマの背景に富士山が写っているのが確認できるでしょうか。もう少し寄ってみると、こんなふう。

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富士山の右側に目を転じると、南アルプスの山並みが目に入ります。

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さらに右手に首を巡らせると、中央アルプスが視界に入ります。絶景です。寒さも忘れるほど……と書きたいところですが、寒がりなので忘れられませんでした。

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さて、家族で雪山に行くならエクストレイル・ハイブリッドがベストチョイスですが、ひとりで遊びに行くなら迷わずこのクルマを選択するでしょう。GT-R。スタッドレスタイヤの銘柄をお知らせしておくと、ダンロップでした。

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無類の安心感。ドライだろうがスノーだろうが、高速だろうが低速だろうが、いつ何時でも操っていて楽しいクルマです。

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GT-RとZ以外の「NISMO」に触れたことがなかったので、ニスモを中心に試乗車を選択してみました。ジュークNISMO RS、マーチNISMO S、ノートNISMOの3台です。

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まずはジュークNISMO RS。NISMOの特徴である赤い耳(リヤビューミラー)が目を引きます。派手さ控え目ですね。

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専用レカロ製シートに身を委ねた瞬間、このクルマがただ者ではないことを実感できます。動きに無駄がないし、コンパクトなサイズのおかげもあって自在に振り回せる印象。硬派だけどフレンドリー。

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ノートはNISMOの後に「S」も「RS」も付いていない、NISMOとしてはベーシックな仕様。

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試乗車にはサイドの張り出しが大きい専用スエード調スポーツシートが装着されていたこともあり、やはり、乗り込んだ瞬間に「これは違うゾ」と感じさせてくれます。

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マーチNISMO Sは5速MTとの組み合わせです(マーチNISMOはCVT)。マニュアルトランスミッションというだけで、機構面で特別なチューニングは施されていない模様。

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雪上での走りは試乗した日産車のなかでもっともスリリングで、マーチに乗ったおかげでエクストレイル・ハイブリッドのありがたみが倍増しました。マーチNISMO Sはプリミティブな味わいを残したクルマ、とも言えそうです。

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「NISMO」シリーズは、見た目の印象以上に硬派な乗り物だな、というのが乗り継いでみての実感。

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