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フォーミュラE:シーズン3のパワーアップは「なし」 [モータースポーツ]

フォーミュラEはシーズンを進めるごとに電動系のパフォーマンスを引き上げていくロードマップを描いていますが、思ったほど技術の進歩が見られず(とくにバッテリー)、開発コストを抑制する意味もあり、たびたび見直しを強いられています。

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本来なら2016/2017年のシーズン3でモーター/ジェネレーターユニット(MGU)の最高出力は300kW(約408馬力)に引き上げられる予定でした。ところが、2015年7月の見直しで250kWに修正され、最新(2016年1月6日)の見直しで200kWに修正されました。つまり、シーズン1、2と同じ出力を維持することになります。

現状、シーズン4で220kW、シーズン5で250kWに引き上げる計画。

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MGUに供給できるバッテリーからのエネルギー量も、シーズン3にはシーズン2までの28kWhから38kWhに引き上げられる予定でした。ところが、これもMGUの出力と同じタイミングで修正を受け、シーズン1、2と同じ28kWhで行うことに決まっています。

その代わり、回生側の出力は150kW(シーズン2までは100kW)、バッテリーセルの重量は230kg(シーズン2までは200kg)に引き上げられます。一方、車両の最低重量は880kgへと、8kg減らされます(当初は870kgにする予定でした)。

シーズン1からシーズン5までの流れはこちら(太字は変更点。カッコ内は修正前の数字)。

2014/2015 – シーズン1
・フリー走行/予選時のMGU力行側最高出力:200kW
・レース中のMGU力行側最高出力:150kW
・レース中のMGU回生側最高出力:100kW
・MGUに供給できるエネルギー量:28kWh
・バッテリーセル重量:200kg
・車両最低重量(ドライバー含む):888kg

2015/2016 – シーズン2
パワートレーン(MGU/インバーター/ギヤボックス)の独自開発が可能
・フリー走行/予選時のMGU力行側最高出力:200kW
・レース中のMGU力行側最高出力:170kW
・レース中のMGU回生側最高出力:100kW
・MGUに供給できるエネルギー量:28kWh
・バッテリーセル重量:200kg
・車両最低重量(ドライバー含む):888kg

2016/2017 – シーズン3
・フリー走行/予選時のMGU力行側最高出力:200kW(250kW)(300kW
・レース中のMGU力行側最高出力:170kW(?)
・レース中のMGU回生側最高出力:150kW(200kW
・MGUに供給できるエネルギー量:28kWh(33kWh)(38kWh
・バッテリーセル重量:230kg
・車両最低重量(ドライバー含む):880kg(870kg

2017/2018 – シーズン4
・MGU力行側最高出力:220kW

2018/2019 – シーズン5
・MGU力行側最高出力:250kW

フォーミュラEの概要(シーズン2中心)は、『Motor Fan illustrated特別編集 モータースポーツのテクノロジー2015-2016』にまとめています。



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