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比較:2016年仕様のメルセデスAMG C63 DTM [モータースポーツ]

DTMマシンにインスパイアされた量産モデルの発表にタイミングを合わせた、ということなのでしょうが、メルセデス・ベンツは2016年仕様のDTMマシン、「メルセデスAMG C63 DTM」を発表しました。9月17日に一般公開が始まるIAA=フランクフルトモーターショーで正式に公開されます。ベース車両はメルセデスAMG C63クーペです。

空力の開発は2014年仕様のまま凍結(BMWとアウディは開幕時点。メルセデス・ベンツは温情措置で14年最終戦以降凍結。つまり第9戦までは開発可)されていますので、2015年仕様と2016年仕様は同じ空力アイテムを装着しています。ベース車両が変わっただけです。

2016年仕様
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2015年仕様
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フロントグリルやヘッドライトの形状が相違点。2015年仕様はスリーポインテッドスター背後のグリルを一部開口して使っていましたが、2016年仕様は現状、閉じています。

リヤスタイルを見てみましょう。リヤランプの形状が異なるせいで印象はずいぶん変わりますが、空力の仕様は同じ。

2016年仕様
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2015年仕様
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変わっていないんですが、せっかくですので、ディテールを見てみましょう。フロントバンパーコーナー部に付いているカナードは、上下2枚が縦のプレートでつながっており、トンネル状になっているのが特徴。

DTM_MB_2016_detail1.jpg

ミラーのステーに凝っているのはDTM参戦各車両の特徴で、明らかに、リヤビューミラーを支えるだけではない機能が与えられています。

DTM_MB_2016_detail2.jpg

「ノ」の字を描いたフィンがたくさん付いているのがメルセデスAMG C63 DTMの特徴。

DTM_MB_2016_detail3.jpg

サイドダクトのリヤ側も同様にフィンがたくさん付いています。

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アウディとBMWのリヤバンパーはクローズドですが、メルセデスAMGはオープン。リヤタイヤ後方の小さなフィンが目立ちますし、バンパー下面も同様。開口部の上にガーニーフラップが付いています。

DTM_MB_2016_detail5.jpg

ドラッグ増えてもいいからダウンフォース増やすぞ、という姿勢が伝わってきますね。

DTM_MB_2016_rear.jpg

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