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ABTシェフラー・アウディ・スポーツの新型フォーミュラEマシン [モータースポーツ]

ABTシェフラー・アウディ・スポーツは8月24日、合同テストの舞台であるドニントンパーク(イギリス)で、2015/2016年のシーズン2を戦う新型マシン、ABTシェフラーFE01を発表しました。

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シーズン2からはパワートレーン(モーター/インバーター/ギヤボックス)の自社開発が可能になりますが、ボディワークはシーズン1そのままですので、外見で中身の進化を感じることはできません。

パワートレーンは、チーム・アプト・スポーツラインのテクノロジーパートナーを務めるシェフラーが開発しています。「ABTシェフラーMGU 01」と名付けたモーターは、「信頼性が高く、高効率で、冷却性の工夫により熱のマネージメントを最適化した」そう。

(共通シャシーだったシーズン1のSRT 01Eが搭載するのと同じ)ヒューランドと共同開発したギヤボックスは3速だそう。ヴェンチュリは4速であることを明かしています(SRT 01Eは5速。規則上は6速まで選択可)。シェフラーが3速を選択したのは、重量削減やドライバーの負担軽減などが目的。

新車発表の様子(シェフラーの配信)↓



ウィリアムズ・アドバンスト・エンジニアリング製のバッテリーはシーズン2も継続使用。28kWhの使用可能エネルギー量に変更はありませんが(レース中に乗り換えるので、1レースで使用できるエネルギー量は56kWh)、レース中に発生できるモーターの出力はシーズン1の150kWから170kWに引き上げられます(予選時は200kWで変更なし)。パワートレーンの効率向上とエネルギーマネージメントが一段と重要になりそう(ちなみに、シーズン3は33kWh/250kWに引き上げ)。

一見すると似ているようでいて、シーズン1のカラースキームとは微妙に異なっています。見比べてみましょう。

2015/2016仕様
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2014/2015前半仕様
2014_Beijing.jpg

2014/2015後半仕様
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シーズン1の前半と後半の違いは黄色地に配したDHLの有無。2015/2016仕様はシェフラーのグリーンが際立っています。それより、フォルクスワーゲン(VW)のロゴの方が目を引くかも……。

FE_Donington_Day5.jpg

チーム名には「アウディ」を入れておきながら、ボディに配するスポンサーロゴはグループ企業の「VW」にした背景が気になりますね。

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