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ル・マン24時間:別枠ダクトがあるNissan GT-R LM NISMOのリヤ [モータースポーツ]

Nissan GT-R LM NISMOです。フロントタイヤ2本だけ交換、なども含めてピットストップの練習をしているところですが、写真の場合は前後4本とも交換する練習をしているところ。リヤタイヤ(幅20cm)がフロント(幅31cm)に比べて細いのがわかります。

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公開車検の順番待ち中に車両の後ろにまわってみます。リヤフェンダー後部はお決まりのルーバーになっていますが、リヤタイヤがフロントに比べて11cm細いのを利用し、タイヤハウスの内側に別枠のダクトが設けられています(両矢印)。リヤサスペンションのインボード側ピックアップポイントあたりが透けて見えます。

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リヤセクションを前から見るとこんな感じ。両矢印で示している部分が別枠ダクト。

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裏返してフロアを見るとこんなふう。やはり、両矢印部分が別枠ダクト。

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ちょっと前のですが、他のLMP1(HPD ARX-03c)の例。

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こちらはLMP2(オレカ03R)の例。Nissan GT-R LM NISMOはリヤのオーバーハングが短く、そのため中央のボートテール部がかなり後方に位置していることがわかります。

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ところで、モノコックの両サイドを前から後ろまで貫通しているダクトですが……覗いてみました。

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公開車検時にはこんな使い方もされていましたが、1本だけゴロンと転がって真ん中の方まで行ってしまったら取るの大変だろうなぁと、余計な心配をしてしまいました。

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詳しくはル・マン/WECのテクノロジー 2015 (モーターファン別冊)でご確認ください。

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