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東京オートサロン2015で見かけた「モータースポーツ」その1 [モータースポーツ]

マツダとトヨタ/レクサスを中心に見ていきましょう。途中、脱線しますが。

マツダのブースはホール1の南西の角に位置していたのですが、東から西に向かって広い通路を歩いていくと、ブースの角に展示してあるLMP2 SKYACTIV-Dレーシングが否が応でも目に入る仕組み。つまり、目立ってました。

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アメリカで開催されているTUDOR United SportsCar Championship(USCC)参戦車両ですね。量産スカイアクティブD(2.2L・直4ディーゼル)をベースに開発したエンジンを搭載しています。カウルの下、見たかったです。

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LMP2マシンに吸い寄せられた流れで、足がブースの奥に向かいます。マツダのブースにはお目当てが他にもあって、ひとつは日本初公開の新型CX-3(モータースポーツからちょっと離れます)。車高が40mm低いカスタマイズモデルはフロアに置いてあって自由に触れることができましたが、ノーマル仕様はステージ上。離れた位置から眺めるだけだったのは残念。

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「欲しい」クルマがCX-3なら、「乗りたい」クルマはスズキのアルト・ターボRSコンセプトでした。これは刺さってしまったなぁ。全方位眺め倒しました。

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モータースポーツに戻って、再びマツダへ。新型ロードスターとグローバルMX-5カップカー(右)です。グローバルMX-5カップカーは世界統一仕様のワンメイクレースカーで、2016年から日本、アメリカ、欧州でレースをスタート。最後に各地の代表を集めて世界一決定戦を行うプランを発表しました。グラスルーツに力を入れていく(今までも入れていますが)マツダのスタンスが伝わってきます。

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SUPER GT GT500車両はそこかしこで見かけました。もっとも多かったのはGT500のレクサスRC Fだったでしょうか。でも、レクサスのブースにあったのは、GT3車両。

独特の世界観で構築されていたのは2014年と同様。車両の周囲にたくさんのヘッドホンが吊り下がっており、RC F GT3の世界観を表現したミュージックや走行音を楽しめる趣向だったのですが、展示があまりにシュールだったせいか(?)、遠巻きに眺める人ばかり。で、シュールなムードが一層際立っていました。

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撮影した写真を振り返る段階で気づいたのですが、トヨタのLMP1カーが見当たりません。あれれ、ホンダでS660を見逃したように、トヨタで世界チャンピオンを獲得したマシンを見逃してしまったのでしょうか。ニュルブルクリンク24時間に出場したレクサスLFAは見かけたのですが……。

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クラウンの空色と若草色はきれいだったなぁ。

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東京オートサロン2015で見かけた「F1」 [F1]

2014年から東京オートサロン(Tokyo Auto Salon)に出展しているメルセデス・ベンツは、会場で新型Bクラス(実質的には改良版)を発表しました。広いブースの横に回ってみると、F1コーナーが。

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1巡目は気づかず素通りし、2巡目で気づきました。

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ホンダのF1コーナーも、気づいたのは2巡目。3巡していたらS660の展示にも気づいたはずです(はい、見逃しました)。

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マクラーレンMP4/4が展示してありました。ブースの壁や床には「Hondaそのものが、レースなんだ。」「チャレンジしていく事は、Hondaの生き様」「技術にチャレンジする。」「世界最高峰への挑戦」といった単文が記してあります。自分たちに言い聞かせるメッセージでしょうか。

レイズのブースには2015年のトヨタLMP1カー用ホイールが展示してあり、前回のエントリーで紹介しました↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2015-01-09

2014年までウィリアムズに供給していた(と、含みを持たせておきます)F1用ホイールも展示してありました(写真なしです。悪しからず。撮った気でいました……)。

エンケイのブースにはマクラーレンに供給したホイール(2013年のMP4-28用)が展示してありました。

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ブリヂストンのブースには「ポテンザヒストリー」と題した展示がありました。「RE71-R」などの発表に合わせた企画でしょうか。RE91やRE71など、歴代ポテンザが展示してありました。その一角に、F1用タイヤ。そういえば、ポテンザブランドでしたね。

2006年のドイツGPで、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)がブリヂストンに100勝目をもたらしたタイヤです。

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(クリックで拡大)

東京オートサロン初出展のコスワースには、F1用ピストンが展示してありました。

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1993年の日本GP(手前)とオーストラリアGPで、マクラーレンMP4/8(アイルトン・セナ車)に使用された(のと同仕様の?)ピストン。吸気バルブ側のリセスが深いですね。

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こちらは1993年ポルトガルGPで、ベネトンB193(ミハエル・シューマッハ車)が使用したピストン。

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こちらは1992年ベルギーGP、ベネトンB192(ミハエル・シューマッハ車)用。

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東京オートサロン2015、F1だけにテーマを絞っても、なかなかの充実ぶりでした。

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MFiテクニカルセミナー3セッション目のテーマは『ストラッカ童夢S103の設計コンセプトと開発プロセス』 [モータースポーツ]

間際の情報アップデートです。セミナー3セッション目(13:00〜13:50@幕張メッセ国際会議場101号会議室)は、レーシングカーデザイナーの湯地浩志さん(童夢)をお招きして講演いただきます。テーマはずばり、『ストラッカ童夢S103の設計コンセプトと開発プロセス』。

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スライドが20枚以上あるんですが、50分間のセッション時間に収まるでしょうか……。

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ここでは誌面などで公開済みの画像データをお見せします。本番では初公開の画像、資料、データなど盛りだくさんにお届けする予定。

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MFiテクニカルセミナーの開催スケジュールはこちら↓

開催日時:1月10日(土)10:00~17:00
場所:幕張メッセ国際会議場101号会議室
入場:無料
セミナープログラム(予定)
第1回:10:00~10:50 パネルディスカッション「2020年のクルマ」(MFi編集部+ジャーナリスト他)
第2回:11:00~11:50 MFi公開編集会議
第3回:13:00~13:50 最新モータースポーツテクノロジー(ジャーナリスト世良耕太氏×湯地浩志氏from童夢)
第4回:14:00~15:20 「自動車用CFRP部品の量産技術がもたらす今後のアフターマーケット ~ オートクレーブ工法からPCM工法へ~」三菱ケミカルホールディングス
第5回:15:30~16:30「制御とヒューマンファクター~ポルシェ911ターボを題材に」(ジャーナリスト沢村慎太朗氏)
※内容・時間は変更される場合があります。

東京オートサロン2015にご来場予定の方々、お待ちしております。

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2015年のトヨタLMP1はレイズ製ホイールを装着(?) [モータースポーツ]

東京オートサロン2015に行ってきました。10日土曜日も行きます。ほとんどの時間を国際会議場で過ごしますが……。

そのワケはこちら↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2015-01-07

この先しばらくはオートサロン関連の情報がつづきますが、今回、一番の収穫は間違いなくこちら。

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レイズ(RAYS)製のホイールです。「2015 Le MANS CHALLENGE」と書いてありますが、備え付けの写真から察するに、トヨタのLMP1-H向けに開発している模様。というか、「TMG」って書いてあるし……。

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2014年までのトヨタLMP1カーはO.Z製のホイールを装着していました。2014年版は空力へのこだわりが増したのでしょう。2013年までに比べてディスク面積(各スポークのフィン状に処理した部分)が広くなっています。

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斜めから見ると、よくわかりますね。空力性能を満足させたうえで、重くならないよう肉抜きがしてあります。ちなみに、ホイール単体の最低重量は前後とも7.5kg。

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レイズ製のプロトタイプもやはり肉抜きがしてあります。マグネシウム合金鍛造製。

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写真はリヤ。サイズは前後とも13J×18インチ。リム径&リム幅は同じですが、要求性能は異なるので前後専用設計です。「ホイールセンターから150〜400mmの範囲は50%以上の開口面積を確保しなければいけない」とする規則が、2015年のテクニカルレギュレーションに追加されました。

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F1と違って低偏平のタイヤを履くこともあり、リヤのねじり剛性(キャンバースティフネス)がキモのよう。その剛性の確保にインナーリム(矢印の陰に隠れた部分)の形状が利いてくるそう。なかなかごつい(肉厚)です。

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「TMGからの要求は厳しい」と開発に携わってらっしゃる方は言う一方、「F1の13インチより18インチの方が、技術屋としては相当楽しい。奥の深さを感じます」とも話してくれました。

実車装着状態はどんなふうになるのか、待ち遠しいですね。

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『MFiテクニカルセミナー@東京オートサロン』3セッション目はWECのテクノロジー [モータースポーツ]

目前に迫っての告知で恐縮ですが、1月10日土曜日、東京オートサロン会場内会議場にて、『MFiテクニカルセミナー@東京オートサロン Presented by 三菱ケミカルホールディングス』が開催されます。入場無料です(東京オートサロンのチケットは不要)。セミナー参加の流れで東京オートサロンに流れるもよし、あるいは東京オートサロン見学の流れでセミナーに顔を出していただいてもよし。いずれにしても、お待ちしております。

開催スケジュールはこちら↓

開催日時:1月10日(土)10:00~17:00
場所:幕張メッセ国際会議場101号会議室
入場:無料
セミナープログラム(予定)
第1回:10:00~10:50 パネルディスカッション「2020年のクルマ」(MFi編集部+ジャーナリスト他)
第2回:11:00~11:50 MFi公開編集会議
第3回:13:00~13:50 最新モータースポーツテクノロジー(ジャーナリスト世良耕太氏×湯地浩志氏from童夢)
第4回:14:00~15:20 「自動車用CFRP部品の量産技術がもたらす今後のアフターマーケット ~ オートクレーブ工法からPCM工法へ~」三菱ケミカルホールディングス
第5回:15:30~16:30「制御とヒューマンファクター~ポルシェ911ターボを題材に」(ジャーナリスト沢村慎太朗氏)
※内容・時間は変更される場合があります。

MFi編集部発の情報はこちら↓
http://ameblo.jp/motorfan-i/

僭越ながら第3回のセッションを任せていただきました。例によって、ひとりでは心細いので強力な助っ人をお呼びしました(相当に無理なお願いしています)。レーシングカーデザイナーの湯地浩志さん(童夢)です。

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セッション自体が昨年末に発売した『Motor Fan illustrated特別編集 モータースポーツのテクノロジー 2014-2015』(三栄書房)の宣伝販促活動を兼ねていますので(と、はっきり言います)、内容とリンクした話がいいだろうと。



『モータースポーツのテクノロジー 2014-2015』では、湯地さんに、2014年に登場した最新WECマシンの解説をしていただいています。その関連での講演依頼です。

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ストラッカ童夢S103の設計・開発にまつわる話も聞けるかもしれません。

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と告知しつつ、講演内容のすり合わせは現在進行形……(つまり、確定していない……)。とりあえず、貴重な話、濃い話になることは間違いなし(? とだんだん不安……)。

オートサロンはモータースポーツ関連の展示も盛りだくさんですので、「ついで」にお立ち寄りください。お待ちしております。

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メルセデスAMGペトロナスF1チームの「2015年への道」シリーズ [F1]

メルセデスAMGペトロナスF1チームは、2014年の年末から「Road to 2015」と題したシリーズものの短時間動画を公開しています。

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(※何となくイメージ写真)

2014年シーズンを絶好調で終えたせいか、作り方が上手なのか(Presented by UBSです)、チーム内の雰囲気の良さが伝わってきます。

1本目はこちら。F1マシンは「いくつのパーツでできている?」とドライバー含め主要人物にたずねています。



2本目のテーマは「ワールドチャンピオン」。ロズベルグは役者ですね。



2015年一発目はこちら。一転してまじめな作りの「予告編」。



次回作が楽しみ。

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仕事はじめ2015 [その他]

1年前は何書いたんだっけかと振り返って見たら、状況がまったく同じで悲しくなりました。進歩がないなぁ……。

http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2014-01-04

冷蔵庫のドアは閉まっていましたが。

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というわけで、今年もよろしくお願いいたします!

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