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「東レ・カーボンマジック新工場竣工」その3 [モータースポーツ]

では、新設の第3工場に足を踏み入れてみましょう。と、その前に。多目的消防ポンプ自動車(MVF/モリタ製)のルーフです。これがCFRP製(57kg)。この手のクルマは各種装備を載せるため、重心が高くなりがち。カーブで転倒しないよう、従来はバラストを載せることもあったそうですが、ルーフを軽量化することで低重心化に貢献しているそう。

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では、第3工場内へ。塗装ブースです。わかりますでしょうか。日産GT-Rニスモのリヤウィングが見えますね。

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こちらは、2015年に非破壊検査の一種である超音波探傷設備が入る部屋です。コンポジット内部のボイド(空洞)や異物を立体的に可視化します。

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その隣の部屋では、レーザートラッカーを用いて三次元測定(のデモンストレーション)をしていました。

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レクサスLFAの内外装部品の一部も東レ・カーボンマジック(TCM)製です。

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童夢F110+トムスTZR42のF4マシン、のモノコックはTCM製。

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童夢F107(F3)のモノコックと風洞モデル。

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SUPER GT GT500の共通モノコックもTCM製。

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レクサス/日産/ホンダの3車が並んでいましたが、じっくり眺める時間はなく(じっくり眺めるのを許す環境でもなかったですが……)、退散。

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「レースをやめるとカーボンコンポジットの進化が止まる。だからレースはこれからもやっていく」と、TCMの取締役副社長、奥明栄氏は語ってくれました。

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