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ホンダFCXクラリティ [クルマ]

ロサンゼルスショーでの発表が2007年11月。日本仕様の発表は2008年7月で、同年11月からリース販売を開始していますので、6〜7年前の最新技術をパッケージした燃料電池電気自動車ということになります。

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FCXクラリティが発表されてからこれまで、モーター駆動車(電気自動車やハイブリッド車)の進化は著しく、走行フィーリング面(とくに、走る/止まるの領域)でそれらのクルマと横並びで比較するのはちょっと気の毒かな、と思いました。

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しかし、静かだし、発進から高速巡航域まで、力強くリニアに加速するフィーリングは新鮮です。

てっきりプッシュボタンひとつでシステムのオン/オフができるのかと思いきや、コンベンショナルなキーを差し込んでひねり、ボタンを押す2段構えだということを、運転席でしばらく固まった後で知りました。

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10・15モードでの航続距離は620kmですが、フルタンクで安心して走れるのはその半分という印象でした。水素1kgあたり100kmといったところでしょうか。水素タンクの容量は171L。最大充填圧力は35MPaです。

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12年前にホンダFCXに乗った際のレポートを読み返してみたら「大気から取り込んだ空気を圧縮するコンプレッサーの音が加速につれて高まる」と書いてありましたが、これ、燃料電池電気自動車の特徴ですね。

燃料電池から電気を取り出すには水素と酸素を反応させる必要がありますが、水素はタンクから供給されるのでいいとして、酸素は大気から取り込まねばならず、大量に必要なときはコンプレッサーの力を借りる必要があります(矢印が空気取り入れ口)。

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そんなに大きな口が開いているわけでもありません。加速とリンクして、気分を高揚させるような音がします。

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トヨタが新しい展開を見せているので、ホンダの次も気になるところですね。

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CEATEC JAPAN 2014でのホンダブースの様子はこちら↓
http://serakota.blog.so-net.ne.jp/2014-10-09

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