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ポルシェ919ハイブリッドのフロントフェンダー比較など [モータースポーツ]

唐突ですが、気になったので比較してみました。ポルシェ919ハイブリッドのフロントセクションは、2014年のWEC(FIA世界耐久選手権)シーズン序盤と第3戦ル・マンで異なることには気づいていましたが、ル・マン仕様と第4戦COTA仕様でも異なるようです。

ル・マンまではロードラッグに割り切っていたポルシェは、WEC後半戦に向けてダウンフォース重視の開発をすると表明していたので、その影響であることは間違いありません。

開幕前ポールリカールテスト仕様
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WEC第3戦ル・マン仕様
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WEC第4戦COTA仕様
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フロントフェンダーの前方への張り出しが控え目になっています。サイドのルーバーはル・マン前の状態に戻っていますね。あわせて、ノーズ前端の処理も小変更を受けています。なんだかんだで結局のところ、ころころ表情が変わっています。

WEC第3戦ル・マン仕様
DSC05271.jpg

WEC第4戦COTA仕様
919_COTA3.jpg

フロントブレーキはシュラウドに覆われているので発色のほどは確認できませんが、リヤブレーキディスクは真っ赤に発色しています。トヨタTS040ハイブリッドはフロントに加えてリヤMGUでも回生を行うので、油圧ブレーキの負担分は相対的に小さく、高温になって赤く発色することはないはずです(が、リヤブレーキの負担分に合わせて容量を小さくしているのでどうかしら)。

ポルシェ919ハイブリッドはMGUをフロントにしか積んでいないので、リヤは油圧ブレーキだけが減速を負担。真っ赤に発色しているのを見ると、何だか格好いいなあとかつては思ったものですが、いま見ると「エネルギー捨てちゃってもったいない」と思ったり……。

919_COTA2.jpg

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