WEC燃料テーブル改訂:第4戦オースティン以降は出力面でディーゼル有利? [モータースポーツ]
ル・マン24時間での実測データをもとに、LMP1に適用される燃料テーブルが改訂されました(7月29日のことですが)。燃料テーブル(通称)とは、ハイブリッドシステムのエネルギー放出量(2MJ/4MJ/6MJ/8MJから選択可)に応じた燃料使用量や燃料流量などを規定したもの。ガソリンとディーゼルの性能をバランスさせるのが目的です。
改訂版の数値を見ると、ガソリンを基準にディーゼルの数値を変更することによって補正しているのがわかります。ディーゼルは1周あたりに使用できる燃料の量が0.3%減らされた一方、最大燃料流量は1%増えています。
つまり、ディーゼルは燃費面でちょっと厳しくなるものの、出力面では少し余裕が与えられた格好。ざっと5〜6馬力のゲインになるでしょうか。この変更が予選〜決勝のトヨタ/ポルシェ(ガソリン)とアウディ(ディーゼル)の駆け引きにどんな影響を与えるのか……も含めて観察するとおもしろそうですね。
表の数字はル・マン(全長13.629kmのサルトサーキット)に適用される数字です。その他のサーキットに対しては、距離の比率に決まった係数を掛けて1周あたりのエネルギー放出量と燃料使用量が割り当てられます。
ちなみにル・マンの6MJガソリン勢(トヨタ/ポルシェ)の場合、オースティン(5.513km)では3.76MJ、富士スピードウェイ(4.563km)では3.11MJのエネルギー放出量が割り当てられます。一方、2MJのディーゼル(アウディ)はそれぞれ1.25MJ、1.04MJです。
http://www.facebook.com/serakota
改訂版の数値を見ると、ガソリンを基準にディーゼルの数値を変更することによって補正しているのがわかります。ディーゼルは1周あたりに使用できる燃料の量が0.3%減らされた一方、最大燃料流量は1%増えています。
つまり、ディーゼルは燃費面でちょっと厳しくなるものの、出力面では少し余裕が与えられた格好。ざっと5〜6馬力のゲインになるでしょうか。この変更が予選〜決勝のトヨタ/ポルシェ(ガソリン)とアウディ(ディーゼル)の駆け引きにどんな影響を与えるのか……も含めて観察するとおもしろそうですね。
表の数字はル・マン(全長13.629kmのサルトサーキット)に適用される数字です。その他のサーキットに対しては、距離の比率に決まった係数を掛けて1周あたりのエネルギー放出量と燃料使用量が割り当てられます。
ちなみにル・マンの6MJガソリン勢(トヨタ/ポルシェ)の場合、オースティン(5.513km)では3.76MJ、富士スピードウェイ(4.563km)では3.11MJのエネルギー放出量が割り当てられます。一方、2MJのディーゼル(アウディ)はそれぞれ1.25MJ、1.04MJです。
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